「えっ…最近のクルマ、ヘッドライト眩しすぎ…!?」 後続車を「ハイビームなのか?」と疑うシーンも! “最新技術”とトレンドが引き起こす夜間の「光害トラブル」事情とは

近年、ドライバーから「最近のクルマのライト眩しすぎない?」「後ろのクルマがハイビームなのか疑うときある!」といった不満の声が上がっています。なぜ「ヘッドライトが眩しいクルマ」が増えたのでしょうか。

後続車を「ハイビームなのか?」と疑うシーンも!

 夜間のドライブ中、対向車や後続車のヘッドライトを浴びて「昔のクルマよりもやけに眩しいな」と感じ、目を細めた経験はないでしょうか。

 近年、インターネットやSNS上でも「最近のクルマのライト眩しすぎない?」「後ろのクルマがハイビームなのか疑うときある!」「視界が一瞬奪われてヒヤッとするね」といった不満の声や投稿が見られます。

 なぜ、これほどまでに「ヘッドライトが眩しいクルマ」が増えたのでしょうか。

 それには、自動車の技術進化やボディタイプのトレンド変化が大きく関係しています。

 最大の理由として挙げられるのが、「LEDヘッドライト」の急速な普及です。

 かつて主流だったハロゲンランプは黄色みがかった柔らかく拡散する光でしたが、現在主流のLEDは純白で、非常に強い“直進性”を持っています。

 LEDは少ない電力で遠くまでくっきりと照らせるため、ドライバー自身の視認性は劇的に向上しました。

 しかしその反面、光の波長や特性上、対向車や歩行者の目には刺さるような鋭い眩しさとして認識されやすくなっているのです。

「えっ…最近のクルマ、ヘッドライト眩しすぎ…!?」 後続車を「ハイビームなのか?」と疑うシーンも!(画像はイメージ、bee/PIXTA)
「えっ…最近のクルマ、ヘッドライト眩しすぎ…!?」 後続車を「ハイビームなのか?」と疑うシーンも!(画像はイメージ、bee/PIXTA)

 二つ目の理由は、「オートハイビーム(自動防眩機能)」の標準装備化です。

 昨今の新型車には、フロントガラスのカメラで周囲の明るさや先行車・対向車を検知し、自動でハイビームとロービームを切り替える機能が広く普及しています。

 警察庁も夜間の歩行者事故を防ぐために「ハイビームの原則使用」を推奨しており、機能自体は安全のためのものです。

 しかし、この自動制御システムが常に完璧とは限りません。

 センサーの認識がわずかに遅れたり、カーブの先から現れたクルマに対して一瞬ハイビームを浴びせてしまったりするケースが発生し、これが「眩しい」と感じる大きな要因となっています。

 さらに、三つ目の理由として「SUVやミニバン、軽ハイトワゴンの人気の高まり」も見逃せません。

 これらの車種は車高が高く、必然的にヘッドライトの取り付け位置も高めになります。

 そのため、車高の低いクーペやセダンに乗っているドライバーの目線と、後続のSUVなどの光源の高さがちょうど重なりやすく、ルームミラー越しに直接強い光を浴びてしまう構造的な問題が起きています。

 こうした夜間の現状に対して、一般のドライバーからは様々な意見が寄せられています。

 ネット上の反響を見てみると、「最新のクルマが後ろに付くと、ミラーに反射して本当に眩しいし前が見えなくなる」「対向車のオートハイビームが切り替わるのが遅くて、すれ違う直前まで目が眩んでしまう」といった、実体験に基づいた切実な悩みが散見されます。

 また、「技術が進んで前が見やすくなるのは良いことだけど、他人に迷惑をかけるレベルの眩しさは本末転倒だと思う」「ハイビームを基本にするというルール自体が、交通量が多くてカーブの多い日本の道路事情には合っていないのでは?」といった、現在のシステムやルールそのものへの疑問を投げかける意見も少なくありません。

 なかには、「自分も知らないうちに対向車を眩ませているかもしれない…」「オート機能に頼り切らず、対向車が見えたら手動でこまめにロービームへ切り替えている」といった、自衛と周囲への配慮を意識したコメントも見受けられました。

 ヘッドライトの進化は、夜間の痛ましい交通事故を防ぐための大切な技術革新です。

 しかし、機能の過渡期にある現在、機械の自動制御だけにすべてを任せるのではなく、時にはドライバー自身が周囲の状況を確認し、手動で操作してあげる「思いやり」も求められていると言えそうです。

【画像】「おいィィィ!!」 これが「眩しすぎるヘッドライト」です!(25枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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