高齢者事故を減らすべく、食材宅配サービスのヨシケイグループと京都府警が手を組み対策へ

交通安全に対する様々な取り組みや、自動車の安全サポート機能の充実により交通事故は減少傾向にありますが、それと相反するかの如く高齢者の事故割合は増加傾向にあります。

高齢化社会と共に問題となっている高年齢層の事故割合増加

 食材宅配サービスを提供するヨシケイグループのフランチャイズであるヨシケイ京都及び、ヨシケイ北京都は京都府警察本部と「高齢者の交通事故防止に関する協定」を締結したと発表されました。なぜ食材宅配サービスのヨシケイと京都府警が手を組んだのでしょうか。

事故件数は減少傾向にあるものの高齢者の割合は増加(出典:警察庁ホームページ)

 2017年の京都府内では、交通事故死者数が前年に比べて6人増加して66人となったものの死者数としては過去2番目に少ない結果となっています。

 また、発生件数、負傷者数ともに13年連続で減少するなど、交通事故全体では一定の成果があるものの、交通事故全体に占める高齢者の割合は3割を超えており、死者数においては高齢者が6割を占めるなど、高齢者の交通事故防止が課題となっています。
 
 そこで今回、高齢者の交通事故を減らし、地域の安心・安全を実現するため京都府警と締結を結んだヨシケイ開発の意図を東京支社の山崎幸子さんにうかがってみました。

――今回の取り組みでは「交通情勢や高齢者の交通事故防止に関する声かけのポイント等を学び、交通事故防止及び対策に繋げていく」とありますが、具体的にはどのような取り組みをなさっていますか?

 フランチャイズ内での社員向けの研修会および、京都府警で作成した交通安全啓蒙チラシの配布を予定しています。研修会の詳細としましては、京都府警の方にお越しいただき、交通安全について勉強していきます。

 その中で運転免許センターにあるテスト機をお持ちいただき、一般社員(60歳以上の再雇用者含む)の運転技術や反応スピード計測を行い、20代から60代の代表がテストを皆の前で行います。

 また、運転者が年齢を重ねることで、いかに注意力などが落ちるかなどについてもお話しいただき、高齢者の行動例なども合わせて説明いただきます。社員が研修を受けることで、交通安全についての意識を持ち、交通事故防止に対する行動に繋げていきたいと考えています。

――今後、充実させていきたい取り組みなどはございますか?

 当グループとしましては、18年前から4月、9月、11月を交通安全強化月間としてグループ一丸となって取り組んでおります。交通安全機期間に合わせた「交通安全キャンペーンポスター」募集などを通して、社員の交通安全意識の啓発、およびスタッフの交通安全マナーの向上と、事故件数の削減を目指しています。

「高齢者の事故割合増加」の詳細を画像で見る(3枚)

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