日産「新型フェアレディZ」初公開! S30デザイン採用で注目! NISMOにMT設定! 実車公開前に改良内容を解説!
2026年5月5日に開催されるZミーティング「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」において、日産「フェアレディZ」のマイナーチェンジモデルの実車が初公開されます。待望の実車公開を目前に控えた今、東京オートサロン2026のトークショーで日産スポーツカー ブランドアンバサダーの田村宏志氏と、チーフプロダクトスペシャリスト(CPS)の伊藤潔氏によって語られた「進化の全貌」を改めて解説します。
まもなく「フェアレディZ」実車初公開! そのまえに進化ポイントを解説!
2026年5月5日に開催されるZミーティング「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」において、日産「フェアレディZ」のマイナーチェンジモデルの実車が初公開されます。
2026年夏に発売予定とアナウンスされている新型フェアレディZですが、今年1月の「東京オートサロン2026」では写真公開と開発陣によるトークショーが行われるにとどまっていました。
待望の実車公開を目前に控えた今、オートサロンのトークショーで日産スポーツカー ブランドアンバサダーの田村宏志氏と、チーフプロダクトスペシャリスト(CPS)の伊藤潔氏によって語られた「進化」を改めて解説します。
今回のイベントはフェアレディZオーナーズクラブ「S30ZCAR.JP」が主催するもので、新型フェアレディZのアンベールをはじめ、「240ZG レーシング」やNISMOの新商品「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット」搭載の初代S30Zの特別展示が行われます。
さらに、歴代Zの開発やデザインに携わった田村宏志氏や中村史郎氏ら豪華ゲスト陣の来場も予定されており、Zファンにとって見逃せない1日となります。

そんなイベントで実車が初公開されるフェアレディZ(標準モデル)。
今回のマイナーチェンジで基準車(標準モデル)においては、エクステリアデザインの大幅な刷新という思い切った改良が行われました。
現行モデル(RZ34型)のデビュー時、四角いフロントグリルに対してファンから「もっとS30型(初代Z)のような顔つきにしてほしい」という声があったと田村氏は振り返ります。
そんなファンの要望に応えるかたちで、フロントノーズの先端を約30mm延長。さらに、フロントグリルを上下に分割する「センターバー」を新たに追加しました。
これにより、S30型を強く彷彿とさせる、クラシカルかつ精悍な「Zらしい」顔つきへと生まれ変わっています。
特筆すべきは、このデザイン変更が単なる懐古趣味ではないという点です。
ノーズを延長して受圧面積を増やすことで、フロントとリアのリフトバランスをより適正化。
さらにボディサイドへ流れる空気を綺麗に整流することで、空気抵抗(ドラッグ)を増やすことなくダウンフォースを稼ぐという、スポーツカーとして非常に重要な「機能的な裏付け」を持ったデザインへと進化しています。
また、視覚的なトピックとして、フロントノーズへの「Z」エンブレムの復活も見逃せません。S30型からZ32型まで採用されていた、ファンにとって象徴的なアイコンが、再びZのノーズを飾ることになります。
ボディカラーには、新色として深みのある「グリーン」が追加されました。これは初代S30型のイメージカラーでもあった色味を現代の塗装技術で解釈し、耐候性や発色を高めたこだわりのカラーです。
さらに、インテリアには新たに「タンカラー(淡い茶色)」が設定されました。これにより、クラシカルな「グリーン外装」と、上質な「タン内装」という、大人のスポーツカーにふさわしい色気を感じさせる「黄金のカラーコーディネート」が可能となりました。
また今回のマイナーチェンジにおける最大のトピックは、ハイパフォーマンスモデル「フェアレディZ NISMO」へのマニュアルトランスミッション(6速MT)の追加設定です。
これまでNISMOモデルは、最速のシフトチェンジを実現する9速ATのみの設定でした。
田村氏によれば、開発当初は「速さ」を極限まで追求するNISMOのコンセプトにおいて、人の手による操作でどうしてもタイムロスが生じるMTは不要ではないか、という議論もあったといいます。
しかし、市場からは「速さだけでなく、NISMOの圧倒的なハイパフォーマンスを自らの手で操りたい」という熱烈な声が多数寄せられました。日産はこのファンの声に真摯に応え、MTの追加を決断しました。
搭載される6速MTは、単なる基準車からの載せ替えではありません。
シフト操作はよりダイレクト感のあるショートストローク化が図られ、NISMO専用のエンジントルクプロフィールを新たに採用。低回転から高回転まで突き抜けるような伸びのある加速感を実現し、ドライバーがクルマと対話しながら「操る歓び」を最大化する専用チューニングが施されています。
NISMOモデルの進化は、トランスミッションの追加だけにとどまりません。走りの質をさらに高みへと引き上げるため、開発陣が徹底的にこだわったのが「バネ下重量」の軽量化です。
フロントブレーキには、新たに2ピースローターを採用しました。ローターの中心部分(ハット)をアルミ製に変更するという本格的な手法により、片輪あたり4.5kg、車両トータルで約9kgもの大幅な軽量化を達成しています。
バネ下重量が軽くなると路面追従性が飛躍的に向上しますが、それに合わせてサスペンションのセッティングも全面的に見直されました。
伊藤氏によると、スポーツモデルにありがちな「単に足を固める」方向ではなく、軽くなった足回りを「しなやかに動かす」方向でチューニングを実施したとのこと。
特にリアのショックアブソーバーを適切にストロークさせることで、限界走行時でもリアがしっかりと粘り、踏ん張りの効く「乗り心地と操安性を高次元で両立した足」に仕上がっています。
さらに、足元を引き締めるホイールデザインも一新。往年の名車「Z31型」からインスパイアされた、ディープな造形のダブルスポークタイプが採用され、機能美と迫力を両立しています。
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オートサロンで伊藤氏が「暑くなった頃(夏ごろ)にはお届けできる」と語った新型フェアレディZ。
5月5日に富士スピードウェイで行われる実車初公開では、ファンの声と開発陣の情熱が結実したその真の姿を、ついに目の当たりにすることができます。





















































