新たな「ホンダ“NSX”」に注目! “初代オマージュ”のカーボンボディ&“ロの字型”テール採用! 伝説に敬意を表した「NSXトリビュート」の凄まじいオーラとは
イタリアの自動車デザイン会社「イタルデザイン」は2026年1月9日、ホンダ「NSX」に敬意を表した「Honda NSX Tribute by Italdesign(ホンダ NSX トリビュート バイ イタルデザイン)」を「東京オートサロン2026」で世界初公開しました。
イタルデザインによる特別な一台
2026年1月9日から11日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2026」において、イタリアの名門デザインハウスであるイタルデザインは、「Honda NSX Tribute by Italdesign(ホンダ NSX トリビュート バイ イタルデザイン、以下NSXトリビュート)」を世界初公開しました。
イタルデザインは、1968年にジョルジェット・ジウジアーロとアルド・マントヴァーニによってイタリア・モンカリエリに設立された自動車デザイン会社です。
フォルクスワーゲン「ゴルフ」やアウディ「80」など数多くの名車を手がけてきた実績を持ち、デザインからエンジニアリング、少量生産まで一貫して対応できる体制を備えています。
1968年以来、日本のメーカーとも精密さや革新性といった共通の価値観を共有し、協業を重ねてきた会社です。
今回のプロジェクトで題材に選んだのは、ホンダが誇るスーパースポーツ「NSX」です。NSXは1990年に初代が発売され、量産車として世界初となるオールアルミモノコックボディを採用したモデルとして自動車史に名を刻みました。
2代目NSXは2016年に登場します。3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンとフロント左右独立2モーター+リアモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載し、電動四輪駆動による新世代のスーパースポーツ体験を提供するモデルとして開発されました。
「人間中心のスーパースポーツ」という初代からのコンセプトを継承しながら、先進的な電動化技術との融合によって動力性能と環境性能を両立しています。

今回のトリビュートモデルはホンダが公式に認めたプロジェクトで、1965年のF1初優勝、1990年のNSX発売、1995年のル・マン24時間レース制覇という3つの偉業に敬意を表した内容となっています。
イタルデザインは、初代NSXがアルミニウムモノコックボディやVTECエンジンを採用した「ゲームチェンジャー」であったことを尊重しました。
その伝統を継承する本モデルのビジョンは、オールカーボンファイバー製ボディにハイブリッドパワートレインを搭載し、日本が再びハイパーカーのエリートに挑戦することを象徴する設計となっています。
ボディ下部のブラックアウトされた部分は、パワートレインやプラットフォームといったテクノロジーや性能を象徴し、上部はイタリアンスポーツカーらしいエモーショナルな造形を担っています。
前後の張り出しを強調することで力強さを加えつつ、リアデザインは床面から後方へ自然に流れるラインを重視。
初代NSXを想起させるエアインテークや、ウイングと一体化した“ロの字型”のテールライトを現代的に進化させています。足元にはヨコハマの「Advan Racing GT」ホイール(F19/R20インチ)と、タイヤ「AD09 Advan Neova」を装着し、その高い完成度を示しています。
なお、東京オートサロン2026に出展されたこのモデルは、サスペンションシステムは備えておらず、公道走行および販売は不可となっています。
ホンダNSX トリビュート by イタルデザインは、1968年以来続くイタルデザインと日本との関係性を改めて示すとともに、日本のパフォーマンス精神を再び燃え上がらせるプロジェクトといえるでしょう。
Writer: 本城庵
自動車分野を専門とするWebライター。軽オープンカー、輸入車、EV、バイクまで幅広い車種経験を活かした記事を執筆。運行管理者資格を保有し、交通事情や物流業界など専門性の高いテーマにも対応。
































