熱さを防ぐ「サンシェード」の“悪い使い方”で「反則金6000円」!? 何をやったら“違法”になる? 春から始める「安全&便利」に使うためのポイントとは!
車内の温度上昇を防ぐために便利な、フロントガラスに取り付ける「サンシェード」。しかし、使用する上ではいくつか注意しなければならない点があります。
熱さを防ぐ「サンシェード」の“悪い使い方”で「反則金6000円」!?
2026年も4月に入り、ポカポカとした春の陽気に包まれる日が増えてきました。
すっかり気温も暖かくなり、日中は心地よいお出かけ日和が続いています。
しかし、この時期から気になるのが、強まり始めた「太陽からの日差し」です。
夏場ほどではないと油断していると、駐車中の車内は思いのほか高温になり、乗り込んだ瞬間にムワッとした熱気を感じることも。
そんな春先のドライブからぜひ活用したいのが、フロントガラスに取り付ける「サンシェード」です。

真夏のアイテムというイメージが強いかもしれませんが、実はこの季節から車を守るために大きな効果を発揮します。
サンシェードの最もわかりやすい効果は、車内温度の上昇を抑制することです。
太陽光が直接フロントガラスから差し込むと、ダッシュボードやステアリングが熱を吸収し、その熱が車内の空気を温めることで室温が急激に上昇します。
そこでサンシェードで直射日光を遮ることで、ダッシュボードの表面温度を数十度も低く保つことができ、結果として車内全体の急激な温度上昇を和らげることができるのです。
また、クルマに乗り込んだ後のエアコンの効きがスムーズになるため、快適な車内空間を早く作ることも可能。
さらに、温度上昇の抑制と同じくらい重要なのが、紫外線や熱から内装を保護する効果です。
フロントガラスには紫外線カット機能が備わっているクルマが多いものの、長期間にわたって強い日差しや高熱を浴び続けると、ダッシュボードの樹脂パーツが色あせたり、変形やヒビ割れが発生する場合も。
これは本革シートやステアリングの劣化を早める要因にもなるため、サンシェードで物理的に光と熱を遮ることは、愛車のコンディションを良好に保つ上で有効な手段となります。
くわえて、車内が見えにくくなることで、車内に置いた荷物を隠す防犯効果や、休憩時のプライバシー保護にも役立つのです。
このように大変便利なサンシェードですが、使用する上ではいくつか注意しなければならない点があります。
まず絶対に守るべきなのが、「走行中の使用は厳禁」であるということです。
駐車時の日よけとしてフロントガラスや運転席、助手席の窓にサンシェードを取り付けるのは問題ありませんが、そのままの状態で走行するとドライバーの視界を遮るため、道路交通法違反に問われます。
道路交通法第55条第2項には次のような記載があります。
「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない」
たとえメッシュ状で半透明の小さなサンシェードであっても、前席3面の窓に取り付けたまま走行し、視界が妨げられていると判断されれば「乗車積載方法違反」と見なされるおそれがあるのです。
乗車積載方法違反と見なされた場合、普通車で6000円の反則金にくわえ、違反点数1点が科せられます。
サンシェードによる視界不良が、重大な交通事故につながるリスクがあることはいうまでもなく、実際に富山県警は取り締まりをおこなっていることを過去に明言していました。
そのため、出発前には必ず取り外し、安全な視界を確保してからクルマを動かすようにしてください。
もう一つの注意点は、近年多くのクルマに普及しているドライブレコーダーとの位置関係です。
フロントガラスにドライブレコーダーを装着している場合、ガラスとサンシェードの間にカメラが挟まれるような形で設置してしまうと、直射日光による熱がその狭い空間にこもってしまいます。
これにより、ドライブレコーダー本体が高温になりすぎて故障したり、SDカードのデータが破損したりするトラブルが発生する可能性があるのです。
これを防ぐためには、ドライブレコーダーをサンシェードの室内側に出すように設置するか、切り込みが入っていてカメラを避けられる設計のサンシェードを選ぶなどの工夫が必要です。
すっかり春めいて気温が上がり始めた今の時期から、サンシェードは快適なカーライフをサポートする大切なアイテムとなります。
愛車を守り、乗り出しの不快感を軽減するためにも、正しい使い方と注意点を理解したうえで日々の駐車時に取り入れてみてはいかがでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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