トヨタ「ヴォクシー」サイズの斬新ミニバン遂に発売! “ガッポリ開口”のサイドドアで利便性もバツグン! 韓流メーカー起亜「PV5」はどんなモデル?
「ジャパンモビリティショー2025」で注目を集めたKIAのBEV「PV5」は、用途に応じて16通りのバリエーションを展開できる新発想のバンモデルです。個性的なデザインと高い実用性を兼ね備え、2026年5月13日には日本で正式発売されています。その特徴や装備、気になる性能を詳しく見ていきます。
2種類のタイプが用意されたBEV
隔年(奇数年)の秋に開催され、毎回、様々な新型モデルやコンセプトモデルが公開される「ジャパンモビリティショー(JMS)」。
国内メーカーのみならず、海外メーカーも参加する同ショーですが、昨年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2025」では、韓国メーカーからも多くの注目すべき新型モデルが出展されました。
その中でも特に来場者の関心を集めた一台が、起亜(KIA)のバッテリーEV(BEV)「PV5」です。まるでコンセプトカーのような個性あふれるデザインが魅力的なクルマとなっており、2026年5月13日に日本で正式発表・発売されました。
このPV5は、KIAが2025年に韓国および欧州市場で販売を開始したワンボックスタイプのBEVです。まず目を引くのは、コンセプトカーを彷彿とさせる先進的なエクステリアデザインです。フロントマスクは、Aピラーと一体化しているかのような形状の細長いヘッドライトが特徴的で、日本車ではあまり見られないユニークな表情を作り出しています。
また、大きく取られたサイドガラスも、このクルマの未来的な印象を強めています。サイドには大きな開口部を持つスライドドアが備わり、荷物の積み下ろしや乗り降りのしやすさに配慮されています。リアゲートは、商用モデルでは観音開き式、乗用モデルでは跳ね上げ式と、用途に応じて異なるタイプが採用されます。

インテリアは、乗用・商用を問わず全モデルで共通のデザインが採用されており、様々な利用シーンに対応できるシンプルで実用的な空間に仕上げられています。
ドライバーの視界が広く確保されている点も、日常的な使いやすさに貢献するポイントです。乗用タイプでは、広々としたリアスペースに6:4分割式のリアシートが配置され、シートを倒せば商用モデルには及ばないものの、十分な広さのラゲッジスペースを確保することが可能です。
PV5の最大の特徴は、KIAが専用開発したEVプラットフォームを基盤とする「フレキシブルボディシステム」にあります。このシステムは、運転席と助手席を備えた基本となる車体に、目的の異なる様々なボディモジュールを組み合わせることで、ユーザーの用途に合わせた専用モデルを作り上げるというものです。
荷物の積載量を増やすためにラゲッジスペースを拡大したり、居住モジュールを搭載してキャンプ仕様にしたりと、最大で16通りものバリエーションを展開できるとされています。
基本となるボディの寸法は、全長4695mm×全幅1895mm×全高1900mm、ホイールベースは2995mmです。このサイズはトヨタ「ノア/ヴォクシー」(全長4695mm×全幅1730mm×全高1895-1925mm)と全長がほぼ同じですが、全幅は165mmもワイドになっています。この幅広のボディが日本の道路環境でどう影響するかは、注目すべきポイントとなるでしょう。
PV5には、5人乗りの「パッセンジャー」と2人乗りの「カーゴ」という2種類のタイプが用意されています。パワートレインの核となるバッテリーは、両タイプともに71.2kWhのロングレンジと51.5kWhのスタンダードから選択可能です。さらに将来的な計画として、カーゴモデルにのみ43.3kWhのエコノミー仕様が追加される予定です。
価格(消費税込)は、カーゴのスタンダードモデルが619万円から、パッセンジャーは679万円からとなります。EV補助金に関しては、パッセンジャーは現在申請中という状況です。一方、カーゴは物流車両を対象としたLEVO(貨物自動車運送事業者などの法人・個人事業主を対象とした、環境省などの商用車電動化促進事業)の補助金を受けることができ、その額は最大で196万4000円に達します。
Writer: くるまのニュース編集部
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