ETCゲート横で「青制服」の警察官が立っているのはなぜ? どんなクルマが狙われる? 「高速隊」が厳しくチェックする「高速道路でのNG行為」とは!
高速道路のETCゲートの近くに、青い制服を着た警察官が潜んでいる光景をみたことがあるかもしれません。彼らは一体何のためにそこにいるのでしょうか。
ETCゲート横で「青制服」の警察官が立っているのはなぜ?
高速道路の入り口にあるETCゲートを通り抜ける際、ふと横を見ると、青い制服に身を包んだ警察官が立っているのを見かけることがあります。
「何かあったのだろうか」と少し緊張してしまうシーンですが、なぜ警察官がいるのでしょうか。
彼らは「高速道路交通警察隊」、通称「高速隊」と呼ばれる専門の部隊です。私たちが安心して高速道路を利用できるよう、ゲートのすぐそばで安全運転の守り手として目を光らせています。
高速隊がゲート付近で特に入念にチェックしていることのひとつが、シートベルトの着用状況です。

道路交通法によって、全座席でのシートベルトの着用が義務付けられていますが、実は後部座席の着用率は、運転席や助手席に比べるとまだ低い傾向にあり、警察庁の統計を見ても、事故で亡くなった人のうち、シートベルトをしていなかった割合は決して少なくありません。
特に後部座席での非着用が目立っており、高速走行中の事故では車外に放り出されるなど命に関わる重大な事態を招きかねません。だからこそ、高速隊の皆さんは、出発時の気の緩みが出やすいゲート付近でしっかりと確認を行っているのです。
また、ゲート付近ではETCの利用に関する不正や危険な走行についても厳しく監視されています。中には、開閉バーが開く前に強引にすり抜けたり、前のクルマにぴったりと張り付いて通過しようとしたりする悪質なケースが見受けられます。
こうした「強行突破」はもちろんのこと、車種を偽って登録したり、割引制度を不正に利用したりする行為も立派な犯罪です。
その場では逃げ切れたと思っても、記録から後日逮捕される事例は多く、本来の通行料金に加えて高額な割増金が請求されることになります。「少しくらいなら」という安易な気持ちが、取り返しのつかない結果を招くことを忘れてはいけません。
さらに、運転中のスマートフォンの操作や、ペットの乗せ方についても注意が必要です。高速道路での「ながら運転」は一瞬の油断が命取りになります。たとえば時速80kmで走行しているとき、わずか5秒間スマートフォンに目を落としただけで、クルマは約110mも進んでしまいます。メールの確認や通話のために路側帯に停車することも、後続車に追突される危険があるため原則として禁止されています。
最近ではペットと一緒にドライブを楽しむ人も増えていますが、ペットを膝に乗せたまま運転したり、窓から顔を出させたりすることも、安全運転の妨げになるとして取り締まりの対象になる場合があります。
ペット用のシートベルトやケージを活用し、窓にロックをかけるなど、家族の一員であるペットを守るための工夫もドライバーの大切なマナーといえるでしょう。
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このように、ETCゲートで警察官がさまざまなポイントを確認しているのは、すべては私たちが事故に遭わず、安全に目的地へたどり着くためです。
ゲートを通過する際は、自分自身でシートベルトや車内の状況を今一度見直し、万が一声をかけられた際にも、安全のためのアドバイスとして真摯に耳を傾けたいものです。
Writer: くるまのニュース編集部
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