300馬力超え「V6」搭載! 迫力顔の「“3列シート”SUV」どんなモデル? 豪華内装採用&ゆったり乗れるキャデラック「XT6」とは
キャデラック「XT6」は、「XT5」と「XT4」を従える3列シートの最上級SUVです。どのような乗り味を備えるモデルなのでしょうか。
300馬力超えV6搭載!
キャデラックは、GM系列のプレミアムブランドです。
ラインアップの主力はSUVで、別格の巨大なエスカレードを除きXTシリーズは3モデルを揃えています。
「XT6」は、「XT5」と「XT4」を従える最上級の3列シートモデル。ボディサイズは、全長5060mm×全幅1960mm×全高1775mmと堂々としています。
ホイールベースは、2860mmと全長が4825mmのXT5と同等なので、リアのオーバーハングを大幅に伸ばしているわけです。
その結果、3列目席を設定。身長180cm近い筆者が前席で最適な運転姿勢を選び、直後の2列目席でひざ前のスペースに余裕を確保。2列目席は左右独立したキャプテンシートなので、間から3列目席に移っても窮屈感は覚えません。
とはいえ、座面のクッションが薄く大腿部の下も支えてくれないので大柄な男性の長距離移動には不向きでしょう。
インテリアの仕立てが上質なことは、プレミアムブランドならではの魅力です。このあたりは、欧州のプレミアムブランドに勝るとも劣りません。

全席ともに、風合いが滑らかなセミアリニンレザーを採用。インテリアのトリムはブラックを選ぶとブロンズカーボンファイバーに、メイプルを選ぶと木目が鮮やかなキャリコウッドになります。
XT6は、走りの上質感も際立っています。エンジンは、自然吸気式3.6リッターのV型6気筒を積み314psを発揮。ターボチャージャーに頼らなくても排気量が大きめなので、実用回転域の力強さは満足できます。
高速道路の本線合流などでアクセルを踏みぎみにすれば、高回転域まで滑らかに吹き上がり伸びのある加速を確かめることが可能。
その一方で、一定の速度を保つ際などエンジンの負荷が少ない場面では2気筒を休止する機能も備え高効率化も実現しています。
ただ、ボディ全長に対してホイールベースが短いので路面によっては前後の揺れが心配に。ところが、そんな動きを意識することがなくボディはフラットな姿勢を保ちます。
段差などを通過する際には、フロアにブルッという感じの振動が残ることも。乗り心地で気になるのはそのくらいで、柔らかめなサスペンションによるアメリカンラグジュアリーSUVとも呼べる快適性を得ています。
ステアリングは、手応えが軽めで滑らかな切れ味を示します。しかも、応答性は切り始めから応答性が正確。直進時には、センターの落ち着きも感じます。
そればかりか、XT6(1080万円)はセグメントでは1クラス下の…例えばメルセデス・ベンツGLE(1170万円)よりもかなり割安です。左ハンドル仕様しかないことが気にならなければ、お勧めできるモデルといえるでしょう。
Writer: 萩原秀輝
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。在学中からフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、同時期にツーリングカー・レースにも参戦。豊富なクルマの知識とドライビング理論を活かし、自動車メーカーなどが主催する安全運転教育の講師を数多く務めた経験を持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。





















