「洗濯機並み」の安さ!? たった30万円程度の「“激安”4ドアセダン」どんな車? 高級感ある内外装&ちょうどいい「5ナンバーサイズ」で十分です! 中古でお手頃な「日産セダン」とは
現在中古車で安く買うことができるセダンは、どのようなモデルなのでしょうか。
洗濯機や冷蔵庫レベルの費用で買えるセダン
なんでもかんでも物価高でモノの価格は上昇し続け、新車はさらに価格上昇だけでなく受注停止になっている車種も少なくない現代。それでもクルマが欲しいと考えている人は多くおられることでしょう。
そこで今回は、中古車情報サイトなどで「安い順」に並べたときに多くヒットするクルマをピックアップします。
今回は4ドアセダンに絞ってチェックしてみましょう。
4ドアセダンといえば、過去にはクルマの基本形とも言われ、ファミリーカーとして選択されることも珍しくなかった車型。
ですが、より使い勝手の良いミニバンやクロスオーバーSUVが人気となると一転し、不人気ジャンルと呼ばれるようになってしまいました。
ただ、その分中古車として探すには安値となっていることも多く、比較的低走行でありながら低価格なものも多く存在しているのです。
なかでも多くヒットするのが、2005年から2012年まで販売されていた日産「ブルーバードシルフィ」の2代目モデル。

5ナンバー(小型車)サイズをキープしながらも、室内空間を先代よりも拡大しており、特に後席レッグスペースは当時のトヨタの高級セダン「セルシオ」をも凌ぐ広さを持っていたのも特徴でした。
エクステリアのデザインはセダンらしいスタンダードな形状ながら、落ち着きと高級感を感じさせるものとなっており、その広い後席スペースも相まって、法人ユーザー向けにかつて販売していた高級セダンのグレードと同名の「ブロアム」というグレードが用意されたこともあったほど。
インテリアは前述したように5ナンバーサイズセダンとは思えない広さに加え、当時の日産が展開していた「モダンリビングコンセプト」を採り入れたものとなっていたほか、ハンドバッグなども入る大容量の「スーパーマルチコンソール」など、ユーザーの使い勝手にも配慮したものとなっていました。
搭載されるパワートレインは先代よりもボディサイズが拡大されたこともあって2リッターの「MR20DE」型エンジンとCVTの組み合わせがメインとなり、エントリーグレードや4WDモデルには1.5リッターの「HR15DE」型と4速ATの組み合わせが残されています。
そして足回りの前後ショックアブソーバーのバルブにプリロードを付加した機構を採用し、ピストンスピード低速域の減衰力を保ったまま高速域の減衰力を低減して、より上質な乗り心地を確保。また、リバウンドスプリングやリップルコントロールショックアブソーバーを採用して優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現していたのも特徴です。
このようにかなり力の入ったセダンとして販売されていたシルフィでしたが、保守的な4ドアセダンということもあって中古車価格は安値安定となっています。
なかには、年輩ユーザーがあまり乗らなかった走行5万km以下の個体などが、総額30万円台で複数見つけることができるという状況で、この価格は一流メーカーの大型冷蔵庫やドラム式洗濯乾燥機に近いものとなっているのです。
とはいえ、クルマとしては真面目に作られているモデルであるため、後席に人を乗せることが多くフォーマルな車両を探している人にとっては、選択肢として十分にアリな1台といえるのではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。




































