約615万円から… トヨタ新型「小さなランクル」発表! 全長4.6mのカクカクボディ! 本格オフローダー「FJ」がタイで発売!? どんな特徴? 発表会の様子を解説
トヨタモータータイランドは、新型オフロードSUV「ランドクルーザーFJ」の発表会を開催しました。本モデルは日本国外で完全に製造される初めてのランドクルーザーとなり、タイを拠点に日本を含む60カ国以上へ輸出されます。伝統を受け継ぎつつ新しい価値を提案する新型モデルの全貌をレポートします。
タイで新型ランドクルーザーFJ発表。日本外初の生産拠点として世界へ展開
2026年3月21日にトヨタのタイ法人であるトヨタモータータイランドは、本格オフロードSUVの新型「ランドクルーザーFJ」の公式発表会を実施しました。
ランドクルーザーとして70年以上の歴史の中で、初めて日本国外の工場で生産されるモデルとなります。
「Bold and Unbound(大胆に、縛られずに)」をテーマに掲げ、タイ国内市場だけでなくグローバル市場を見据えた戦略的なモデルとして位置付けられています。
発表会は、トヨタモータータイランドの社長である山下典昭氏の挨拶から始まりました。
山下氏はまず、ランドクルーザーというブランドが持つ長い歴史と実績について触れました。
ランドクルーザーの歴史は1951年に誕生した「トヨタBJ」から始まり、その後1960年代には40シリーズが登場するなど、70年以上にわたって進化を続けてきました。
現在までに世界で1200万台以上が販売されており、長年にわたって多様な環境でテストされ、独自のアイデンティティを確立。
山下氏はこの歴史に触れ、「ランドクルーザーのコアバリューは信頼にあります。どこへでも行け、生きて帰ってこられるという信頼です」と語り、ブランドの根幹にある哲学を強調しました。

また、タイ市場におけるトヨタの取り組みについても言及がありました。
タイではこれまで「ハイラックスチャンプ」などのモデルが成功を収めており、市場シェアの大部分を占めるなど、強固な基盤を築いています。この実績を踏まえ、今回の新型ランドクルーザーFJの生産拠点としてタイが選ばれた背景が説明されました。
山下氏は「ランドクルーザーFJは、日本以外で完全に製造される初めてのランドクルーザーです」と述べ、タイのバンポー工場がグローバルな生産拠点として重要な役割を担うことを明らかにしています。
タイ国内での初年度の販売目標は5000台に設定されており、さらに日本を含む60カ国以上に年間4万台以上を輸出する計画が明かされました。これはタイの自動車産業にとっても大きな意味を持つ動きと言えます。

続いて、ランドクルーザーのチーフエンジニアである内山正弥氏が登壇し、新型ランドクルーザーFJの開発背景とコンセプトについて詳細な説明を行いました。
内山氏は、ランドクルーザーがこれまでステーションワゴン、ヘビーデューティ、ライトデューティという3つのラインに分かれて進化してきた歴史を振り返りつつ、今回のモデルがランドクルーザーファミリーの新たな一員としてどのような位置付けにあるのかを解説。
開発にあたり、内山氏は「Trust(信頼)」というランドクルーザー本来の価値を維持することを最優先としたと述べています。
「どこへでも行ける信頼、あらゆる困難を乗り越える信頼、そして安全に家へ帰る信頼。これらが私たちが提供すべき真の価値です」と語り、品質、耐久性、信頼性の追求に妥協がないことを示しました。
その上で、新型モデルの車名である「FJ」に込められた意味について言及しました。
「FJは、Freedom(自由)とJoy(喜び)をもたらすクルマです。どこへでも行ける自由と、自分らしい人生を楽しむ喜びを提供したいと考えています」という内山氏の言葉は、この車が単なる移動手段ではなく、人々の生活に新しい価値をもたらす存在であることを示唆しています。
車両の基本構造には、ハイラックスチャンプなどでも使用されているIMV 0(ラダーフレーム)プラットフォームが採用されています。
内山氏によれば、このプラットフォームを基にしながらも、ランドクルーザーの厳しい基準を満たすためにフレームの強化などが行われました。
開発は日本とタイのエンジニアが協力して進められ、特にタイのオフロードユーザーの実際の声を反映させることで、現地の過酷な環境にも耐えうる仕様に仕上げられています。





































