日産「高性能7人乗り“4WDミニバン”」に注目! 独自の「高精度4WD」はハンドリング性能アップで“酔わない”車に! 「セレナ」に設定のハイスペックモデル「イーフォース」とは
日産の人気ミドルクラスミニバン「セレナ」には、日産独自の高性能4WDを持つ「e-4ORCE」モデルが設定されています。どのような特徴があるのでしょうか。
4WDが必要なくても選ぶ価値アリ
日産のミドルクラスミニバン「セレナ」の現行モデルは幅広いラインナップを持ち、堅調に販売台数を維持しています。
そんなセレナには、日産独自の高性能4WDを持つ「e-4ORCE」モデルが設定されています。どのような特徴があるのでしょうか。
日産のミドルクラスミニバンとして安定した人気を誇るセレナは、現在2022年12月に登場した6代目が現行型としてラインナップされています。
他メーカーの同クラスミニバンが全幅を拡大させて「3ナンバー」化しているなか、セレナは小型車の「5ナンバー」を維持しており(エアロ装着グレードは3ナンバー)、道路事情や駐車場事情で3ナンバー車を選べないユーザーからは特に高い支持を集めています。

そんなセレナは先代の途中から、エンジンで発電しモーターで走行するハイブリッド「e-POWER」モデルが追加され、モーターならではの俊敏な加速とレスポンスに魅了されたユーザーも多く、当然ながら現行モデルもe-POWERモデルは継続設定され、主力となっています。
ただし、このe-POWERモデルには当初4WDの設定がなく(ガソリンには設定あり)、降雪地帯に住むユーザーなどからはその登場を期待する声が挙がっていたのですが、2024年10月に「e-4ORCE」を搭載した4WDグレードが設定されました。
もともとe-POWER車には、後輪にもモーターを搭載した4WDが「ノート」や「キックス」に設定されていたのですが、e-4ORCEはこの4WDとは制御が異なっています。
e-4ORCEは、前後2基の高出力モーターと左右のブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化し、雪道などの滑りやすい路面での安心感はもちろんのこと、市街地走行においても、より酔いにくく、快適な乗り心地を提供してくれるというもの。
例えばコーナリング中に路面状況などの影響によって、フロント外側のタイヤに滑りが生じた場合、クルマ側がそれを瞬時に判断して、対角線上にあるリア内側の車輪にわずかにブレーキをかけることで、狙った通りのラインでコーナーを抜けることができるようになるのです。
また前後に独立したモーターを搭載していることで、駆動力配分はフロント重視の「100:0」から後輪重視の「0:100」まで自在に変更することができるポテンシャルも備えており、瞬間的かつ高精度に出力をコントロールできる、モーター駆動ならではの強みも持ち合わせているというワケなのです。
また滑りやすい路面やコーナリング時だけでなく、減速時にも前後のモーターの駆動力と回生ブレーキによってフラットで滑らかな減速を実現し、同乗者の頭が前後に揺れてしまうようなことなく快適な乗り心地を提供。
この点については、多人数で家族を乗せることが多いミニバンというキャラクターには嬉しいポイントと言えるでしょう。
日産独自の電動四輪制御技術 e-4ORCEは、意のままのハンドリングや上質な乗り心地を実現してくれる機能として、実際に体感したユーザーからは高い評価を集めており、通常であれば4WDが不要な環境に住んでいる人でも、この性能を享受するためにあえてe-4ORCEを選ぶ人もいるほど。
もし近くの日産ディーラーの試乗車にe-4ORCE搭載モデルが用意されているのであれば、一度体感してみることをオススメします。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。





































