585馬力「V8」搭載! 新型「2人乗りスポーツカー」どんなクルマ? 斬新「MM」デザイン&「豪華内装」の超高級モデル「メルセデス・マイバッハ SL680 モノグラムシリーズ」に乗ってみた!

メルセデス・ベンツの最高級ブランドであるメルセデス・マイバッハ。2025年10月29日に日本でも発表された、ブランド初の2シーターオープンモデル「SL680 モノグラムシリーズ」に、ついに試乗する機会を得ました。今回は、モータージャーナリストの萩原秀輝氏がその魅力をチェックします。

マイバッハ初のスポーツカーは“走り”も別格!?

 メルセデス・マイバッハは、「究極の洗練されたラグジュアリー」を追求する威厳と風格を備えたブランドとして2021年に立ち上がりました。

 フラッグシップサルーンの「Sクラス」、フラッグシップSUVの「GLS」、BEV(電気自動車)の「EQS SUV」に続く第4弾として、2025年10月29日に日本市場へ上陸したのが、ブランド初の2シーターオープンとなるメルセデス・マイバッハ「SL 680 モノグラムシリーズ」です。

 見どころは、その背景を具現化した細部に至る仕上がりの洗練度にあります。単にベースとなるメルセデスAMG「SL」を飾り立てたものではありません。エクステリアでは、フロントグリルにブランド共通の縦桟を採用し金属の削り出しを思わせる硬質感があります。

 アンダーグリルには、MとMを重ねオニギリ型の枠に収めたマイバッハ(1921年に1号車を誕生させたマイバッハ・モトーレンバウ社)のロゴによりモノグラムが構成されています。

585馬力・800Nmの4リッターV8ツインターボエンジン搭載!(Photo:Toshiki Kobayashi)
585馬力・800Nmの4リッターV8ツインターボエンジン搭載!(Photo:Toshiki Kobayashi)

 さらに、試乗車はオプションのマイバッハロゴ入りボンネットを装備。ピクセルペイントによるプリントを、貼り付けているだけではありません。ボンネットにベースコートとクリアコートを塗布し、職人の手仕事で磨き上げ。ロゴをプリントしてからは、下処理と合わせて4層のクリアコートを塗布し3回の研磨加工を実施しています。実際に、ボンネットは深みのある光沢を放ちロゴを引き立てています。

 また、ソフトトップにも目が奪われます。ライトブラックのファブリック素材に、ライトグレーのマイバッハロゴがあしらわれています。こうした表現は、まさにブランドの背景を象徴しラグジュアリーの極みに達しています。

 インテリアの仕上げは、見事という他にありません。天然の皮なめし剤を用いて柔らかな風合いを実現するクリスタルホワイトの上質なナッパレザーが全体を覆い、吸い込まれるような明るさに包まれる快感を覚えます。

 走りは、どうでしょうか。メルセデスAMG SLは、リアルスポーツ的な刺激を楽しませてくれます。実は、その刺激を絶妙な加減で抑制する走行モードを採用。コンフォートやスポーツに追加される「マイバッハ」を選択すると、4リッターのV型8気筒ツインターボと湿式多板クラッチを組み合わせる9速ATは刺激ではなく圧倒的な余裕を優先する制御になります。

 それでいて、穏やかさが際立つことはありません。エンジンは、最高出力が585馬力で最大トルクは800Nmを発揮。微妙なアクセル操作に対してダイレクトな反応を示すようなことはありませんが、踏めば踏んだ分だけ力強さが際限ないかのように溢れ出してきます。もちろん、走行モードをスポーツにすれば、SLらしい刺激を取り戻してくれます。

 シャシには、AMGアクティブライドコントロールサスペンションを装備。ダンパーの減衰力とスタビライザーの強さを油圧で連続可変制御し、メルセデスAMG SLと比べると快適性が優先されています。

 ただ、サルーンのような乗り味とは異なります。コーナリング中の横揺れはもちろん、路面入力による縦揺れを含め無駄な動きを抑えフラット感ある走りを実現しています。

 それでいて、SLのモデル名にふさわしいステアリング操作に対する正確な応答性を獲得。コーナーが連続する場面では、スポーティな操縦性を楽しませてくれます。

 ソフトトップは、開ければ視界に素通しの景色が入り風の流れを感じることができます。その爽快感は、オープンならではの魅力といえます。

 ソフトトップを閉じれば、クーペボディと変わらない静粛性を獲得。ザラついた路面で、ロードノイズが響きすぎることもありません。

 さて、メルセデス・マイバッハ SL 680モノグラムシリーズの販売は2026年2月時点で受付が終了しています。ですが、再販の可能性は高いでしょう。興味がある方にとっては期待を超えるモデルと言えるので、再販情報をくるまのニュースでもチェックしておきましょう。

※ ※ ※

 なお、マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズは受注生産モデルで、ハンドルは左のみの設定。価格(消費税込)は3650万円です。

【画像】超カッコイイ! これが 新型「“超高級”2人乗りスポーツカー」です!(77枚)

【複数社比較】愛車の最高額を見る(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 萩原秀輝

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。在学中からフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、同時期にツーリングカー・レースにも参戦。豊富なクルマの知識とドライビング理論を活かし、自動車メーカーなどが主催する安全運転教育の講師を数多く務めた経験を持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

【2026年最新】自動車保険満足度ランキング

【頭金0円・車検込み】毎月1万5千円代で新車に乗れる!?(外部リンク)

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/03/20時点最新
直近の平均価格
レギュラー
181.9 +6.6
ハイオク
192.6 +6.6
軽油
169.0 +7.2
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー