交通事故の相手が訪日外国人、言葉が通じない… 保険会社は対応してくれる?
外国人によるレンタカー利用も増加が予想される
損害保険ジャパン日本興亜株式会社がサービスを開始した2015年、訪日外国人の数は1973万7409人でしたが、2017年にはその数も2869万1073人まで拡大。(出典:日本政府観光局[JNTO])それに伴い当然、外国人ドライバーも増加傾向です。
訪日外国人ドライバーの事故増加に対応するため、英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語の5か国語でスタートした外国語対応ですが、その後、大手自動車保険会社各社がその対応言語数を増やしサービスの充実を図っています。
現在では、損害保険ジャパン日本興亜『15か国語』、東京海上グループのイーデザイン損保『15か国語』、三井住友海上『13か国』など各社が「外国語対応サービス」を展開しています。
また、国土交通省自動車局提供データより作表された全国レンタカー協会の統計によれば、2016年度の外国人のレンタカー利用状況は、一例として北海道で6万2977人、沖縄で20万6413と、こちらも年々増加傾向です。
2016年のレンタカー事故総数6150件に対し外国人の事故件数は81件と割合は1.3%と少ないですが、今後も訪日外国人の利用数が増加することが見込まれているレンタカー市場では、事故件数の増加が懸念されています。
多くの訪日外国人が日本の魅力を満喫してくれるのは喜ばしいことですが、交通ルールや言葉の違いによるトラブルは増加傾向にあるようです。万が一に備え、ご自身の加入されている保険会社のサービスを確認してみることをおすすめします。
【了】
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