スバル「4人乗りスポーツカー」に注目! 高精度なボクサーエンジンדアクセル全開のまま”変速できる6速MT搭載! STIが手掛けた究極モデル「BRZ STIスポーツ タイプRA」とは!
2025年11月に、スバル「BRZ」の特別仕様車「STIスポーツ タイプRA」が登場しました。究極のスポーツカーといえる仕様ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
スバル「4人乗りスポーツカー」に注目!
2025年11月13日、スバルとスバルテクニカルインターナショナル(STI)は、人気のFRクーペ「BRZ」をベースにした特別仕様車を発表しました。
300台限定のスペシャル仕様ですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。
2012年、スバル初のFRスポーツクーペとしてBRZが登場。トヨタとの共同開発車であり、トヨタ「86」(現在のGR86)とは兄弟車の関係にあります。
トヨタの直噴技術とスバルの水平対向エンジンの融合は、両メーカーのファンにとってまさに夢のようなコラボレーションでした。
その後、2021年に登場した2代目は、プレーンですっきりとしたデザインへと刷新。スポーツクーペとしての機能美が追求され、一段と隙のないスタイリングへと磨き上げられました。

ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm、ホイールベースは2575mm。スポーツカーらしいロー&ワイドなスタンスが際立っています。
車内は「2+2」の4人乗りレイアウトを採用。タイトでスポーティなコクピットながら、後部座席を備えることで、手荷物の置き場所や緊急時の多人数乗車にも対応する実用性を確保しました。
パワートレインは2.4リッター水平対向4気筒エンジンで、トランスミッションは6速ATと6速MTから選べます。駆動方式はFR(後輪駆動)一択です。
そんなBRZに今回登場した特別仕様車「STIスポーツ タイプRA」には、レースの現場で培われたさまざまな改良が加えられています。
クルマとドライバーへの負担軽減を目的に開発された「シフトアシスト機能」は、MTの常識を覆すハイテク装備です。
ギアを下げる際は、クルマが自動で回転数を合わせてショックを吸収(レブシンク)。逆に上げる際は、アクセルを踏んだままの変速(フラットシフト)さえ可能にしました。
これにより、クルマへの負担を抑えつつ、ドライバーはより素早く、そして正確なスポーツドライビングを楽しめるようになっています。
過酷な走行シーンを想定して、冷却フィン付リアディファレンシャルケースが装備されています。これは、スーパー耐久レース参戦車両である「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」や、ワンメイクレース参戦用グレードの「カップカーベーシック」にも採用された装備で、ディファレンシャルオイルの温度上昇抑制に役立ちます。
また、エンジンにも手が加えられており、ピストンやコンロッド、クランクシャフトやフライホイール、クラッチカバーの重量・回転バランス調整を徹底。これもTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptにおいて実績がある仕様です。
BRZ STIスポーツ タイプRAは6速MTのみの設定で、価格(消費税込)は497万2000円から547万8000円です。
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残念ながら、BRZ STIスポーツ タイプRAの抽選受付はすでに終了しています。
しかし、こうした究極のモデルで培われた技術が、今後のBRZやスバルのクルマ作りにどのようにフィードバックされていくのか、期待せずにはいられません。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)






































