エンジンでも差をつけた! ホンダ「スーパーシビック」誕生 レースの門戸を大きく広げた2代目とは

1979年、ホンダは2代目「シビック」を発売しました。「スーパーシビック」と呼ばれたこのモデルでは、初代のイメージを継承しながらボディを大きくして、より本格的なコンパクトカーへと成長したモデルです。

初代を踏襲しつつワイド&ローに変貌、エンジンでもライバルに差をつける

 「3年B組金八先生」シリーズや、派手なカーアクションと特装車で人気の「西部警察」シリーズがテレビ放送開始、ソニーが「ウォークマン」を発売し音楽の楽しみ方を変えた1979年、ホンダは2代目となるコンパクトカー「シビック」(SL/SR系)を発売しました。

2代目シビック CX

 このモデルは初代シビックからキープコンセプトの外見ながら、ワイド&ローなフォルムへと変更することで、空力特性が改善され引き締まった印象とされています。また、1.5リッターで85PSを発揮するEM型エンジンを搭載した「CX」グレードのスポーティさから「スーパーシビック」と呼ばれていました。

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 CX以外のグレードでも、1.5リッター車は80ps、1.3リッター車は68psと実用上は十分な出力を持ち、800kg弱の車重(3ドア車)と、四輪独立懸架のサスペンションによって、キビキビと走らせるには十分なものとされていました。ルックスは似ていても初代から大きく伸ばされたホイールベースやトレッドで1ランク上の乗り心地も合わせ持っていました。

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