山梨-長野繋ぐ「難所・狭隘カーブ」ついに解消! 危ないクネクネ区間サヨナラ… 名城脇通る「新府バイパス」2月27日開通へ
山梨県は、韮崎市内で整備を進めていた県道茅野北杜韮崎線「新府バイパス」を2026年2月27日に開通します。大型車の通行が困難だった狭隘区間を解消する延長850mのバイパスで、交通の円滑化とともに、隣接する国指定史跡「新府城跡」の保全も図られます。
「新府城」の下を走る難所、茅野・北杜・韮崎を結ぶ「動脈」が改良
山梨県韮崎市で、地域交通の課題となっていた「難所」を解消する新しい道路が開通します。
県は2026年2月20日、県道茅野北杜韮崎線の「新府バイパス」を2月27日午前11時に供用開始すると発表しました。
長野県茅野市方面と山梨県韮崎市を結ぶ広域幹線道路において、ボトルネックとなっていた区間が解消されることになります。
今回開通するのは、韮崎市中田町中條から藤井町駒井地内までの延長850mの区間です。
事業期間は2011年度(平成23年度)から2026年度(令和8年度)にかけて行われ、総事業費は約12億円が投じられました。
道路幅員は全体で10.0m、そのうち車道部分は6.0m(片側3.0m)の2車線道路となり、片側には幅2.5mの歩道が整備されます(歩道は一部区間)。
この路線は、茅野市、北杜市、韮崎市を結ぶ広域交通の要衝であり、沿線に産業集積が進んでいることから、大型車を含む交通量が増加傾向にあります。
しかし、今回開通する区間の現道(旧道)は、国指定史跡である「新府城跡」のふもとを縫うように走っており、道幅が狭く線形も悪い状態でした。
現地は、カーブでセンターラインをはみ出しそうになりながら走行する大型トラックの様子も見られており、すれ違いが困難で交通の隘路(あいろ)となっていました。
また、韮崎市の遺跡保存整備計画においても、史跡保全の観点から県道の迂回が求められていた箇所でもあります。
県ではこれまで、交通需要に対応するため「穴山バイパス(1998~2008年度整備)」や「青坂バイパス(2005~2011年度整備)」といった改良工事を段階的に進めてきました。

今回の新府バイパスは、これら2つの既存バイパスの間をつなぐ区間にあたります。
整備済みの区間同士が一本の線としてつながることで、JR新府駅周辺の交通の流れがスムーズになり、走行性の向上が期待されます。
事業の主要目標として、混雑時の走行速度は現況の25km/hから30km/h以下への改善が見込まれているほか、第2次緊急輸送道路としての機能確保など、防災面での効果も挙げられています。
開通は2月27日午前11時を予定しています。
歴史的遺産の保全と現代の物流・生活道路の利便性を両立させる新たなルートの誕生に、地域からの期待が寄せられます。
Writer: くるまのニュース編集部
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