1.6リッター「直4」搭載で“250馬力超え”! 300万円以下の「“5人乗り”スポーツカー」が魅力的! ホンダ「シビック タイプR」より安い“6速MT”のFFスポーツ「プジョー308 GTi」とは
ホンダ「シビック タイプR」をはじめとする国産スポーツカーの中古相場が高騰する昨今ですが、目を欧州車に向けると、驚くほどコストパフォーマンスに優れたモデルが存在します。中古で500万円超えも珍しくない現行型シビック タイプRに対し、300万円以下で狙える高性能5ドアハッチバック、それがプジョー「308GTi」です。どのようなモデルなのでしょうか。
プジョー・スポールが手掛けた“ホットハッチ”
ホンダ「シビック タイプR」を筆頭に、走りを極めた高性能なFFスポーツモデルはクルマ好きから熱狂的な支持を集めています。
しかし、FL型シビック タイプRの新車受注停止なども相まって中古車市場では価格が高騰しており、その相場は500万円から800万円に達するなど、容易には手が出せない存在になりつつあります。
そんな高嶺の花となった国産スポーツモデルに対し、同じCセグメントのハッチバックでありながら、300万円を切る価格帯でかつて欧州で高く評価された高性能FFスポーツモデルが射程圏内に入ってきます。
それが、2016年にプジョーのモータースポーツ部門「PEUGEOT SPORT(プジョー・スポール)」が徹底したチューニングを施し登場した「308 GTi by PEUGEOT SPORT」です。
ボディタイプは左ハンドルの5ドアハッチバックで、出力の異なる250馬力と270馬力の2タイプがラインナップされました。

Cセグメントクラスの扱いやすいサイズ感ながら、その中身はモータースポーツ直系の「野獣」のようなスペックを秘めています。
搭載されるパワートレインは1.6リッター直列4気筒ターボエンジンです。特に本命である270馬力仕様では、わずか1.6リッターの排気量から最高出力270馬力、最大トルク330Nmを発揮しました。
これはベースとなる1.6リッターターボ(200馬力)に対し、最高出力を35%も向上させた驚異的な数値であり、当時のプジョー量販車において史上最強のホットハッチでした。
シリンダーブロックには熱処理を施して耐久性を高め、新型鍛造ピストンヘッドにはF1エンジンに採用されるアルミ素材を使用するなど、レーシングカー譲りの技術が詰め込まれています。
トランスミッションは6速マニュアルのみ、そして日本仕様でありながら「左ハンドルのみ」という非常に硬派な設定です。駆動方式はFF(前輪駆動)ですが、ハイパワーを確実に路面へ伝えるため、270馬力仕様にはトルセンLSD(リミテッド・スリップ・デフ)が標準装備され、極めて高いコーナリング性能を実現していました。
エクステリアには専用のフロントグリルや、大型のフロントブレーキディスクが奢られています。また、270馬力仕様にはプジョースポールのシンボルカラーともいえる専用のツートーンカラー「クープ・フランシュ」も用意され、その本気度を主張しています。
当時の新車価格(消費税込)は「308 GTi 250 by PEUGEOT SPORT」が385万円、「308 GTi 270 by PEUGEOT SPORT」が436万円でした。
一方、現在の中古車市場において、308 GTiは非常にお買い得な価格帯で推移しています。
308 GTi 250 by PEUGEOT SPORTでは、2016年式・走行4.9万kmで160万円、2017年式・走行12.7万kmであれば100万円といった個体が見つかります。
また、より高性能な308 GTi 270 by PEUGEOT SPORTでも、2016年式・走行7.2万kmで160万円、同3.3万kmで200万円、高年式の2020年式・走行4.5万kmでも270万円と、いずれも300万円以下の予算で十分に狙うことが可能です。
最新の安全装備を備える現代の国産スポーツに対し、輸入中古車である308 GTiには、相応のメンテナンス費用や維持の心得が必要です。
しかし、500万円を優に超えるFL型シビック タイプRの中古車相場を大幅に下回る予算で、「左ハンドル×6速MT」という他に類を見ない超硬派なパッケージングと、欧州スポーツの官能的な走りを楽しめるのは、中古車ならではの夢のある選択肢です。
流通台数はわずかですが、あえて今、この過激なFFスポーツを探してみるのも面白いかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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