“ハリアー”サイズの新型「SUV」まもなく発売! 7年ぶり全面刷新で「タフな精悍デザイン」&“リビング風”の「上質内装」を採用! 画期的なパワーユニットや“日本専用装備”も魅力的なヒョンデの2代目「ネッソ」とは?

2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」で日本初公開されたヒョンデの新型「ネッソ」は、航続距離や走行性能、快適性まで大きく進化しました。次世代モビリティの現実的な選択肢として、その中身を詳しく見ていきます。

2026年上半期に発売を控える新たなSUV

 街を走るクルマの風景が少しずつ変わりつつあることを、最近のニュースや展示会の話題から感じる人も多いのではないでしょうか。

 電動化が当たり前になりつつある今、その先の選択肢として改めて注目を集めているのが水素を使う燃料電池車です。

 そうした流れの中で、2025年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2025」は、次の時代のモビリティ像を考えるうえで象徴的な場となりました。

 会場でひときわ関心を集めていたのが、ヒョンデ・モビリティ・ジャパンが日本初公開した燃料電池車「NEXO(ネッソ)」の新型モデルです。

 環境技術のショーケースにとどまらず、実用車としてどこまで完成度を高めてきたのかを示す存在として、多くの来場者が足を止めていました。

斬新な三角ウインドウデザインも特徴の1つ
斬新な三角ウインドウデザインも特徴の1つ

 ヒョンデの燃料電池車への取り組みは1998年に始まり、2013年には量産モデルとして「ツーソン FCEV」を世に送り出しています。

 そこから専用設計のモデルとして2018年に登場したのが初代ネッソでした。SUVという実用性の高いカテゴリーに環境技術を持ち込み、世界各地で一定の評価を得てきた経緯があります。

 そして今回の新型は、2025年4月に韓国で行われたソウルモーターショーで世界初公開された2代目にあたり、日本での展示によって国内導入が現実的な話題として語られるようになりました。

 発売は2026年上半期が予定されており、燃料電池車の選択肢が再び広がることになります。

 フルモデルチェンジでまず注目したいのは、やはり中核となる水素燃料電池システムの進化です。

 燃料電池スタックの最高出力は従来比で約16%向上し、110kWに達しました。さらに水素タンクの容量拡大も行われ、より多くの水素を搭載できるようになっています。

 新型モーターと高効率インバーターとの組み合わせによって、WLTP基準で最大826kmという航続距離を実現した点は、日常使いだけでなく長距離移動の不安を大きく減らしてくれる要素と言えるでしょう。

 走りの面でも印象は変わります。システム全体の出力は190kWまで高められ、発進時や追い越し加速の余裕が増しています。

 0-100km/h加速は7.8秒とされ、燃料電池車にありがちな「穏やかだが刺激は控えめ」というイメージから一歩踏み出した性能です。

 静粛性を保ちつつ、ドライバーが操作に対する応答の良さを感じられる方向に仕上げられている点は、クルマとしての魅力を広げています。

 ボディサイズは全長4750mm×全幅1865mm×全高1640mmとなり、従来モデルより全長で80mm、全幅で5mm拡大しました。

 日本車ではトヨタの人気SUV「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm)に近いサイズ感といえば想像しやすいかもしれません。

 初代からひと回り大きくなったことで、後席やラゲッジスペースには余裕が生まれ、家族での使用や荷物を積む場面でも扱いやすさが向上しています。

 単なる先進技術のデモカーではなく、生活の中で使う道具としての完成度を意識していることが伝わってきます。

 外観には、ヒョンデが掲げる新しいデザイン思想「アート・オブ・スティール」が取り入れられています。

 金属の質感を強調した面構成はSUVらしい力強さを際立たせつつ、過度に奇抜にならないバランスにまとめられています。

 先代よりも引き締まった表情を持ちながら、幅広い層に受け入れられそうな落ち着きも感じられます。

 室内は「移動するリビング」を思わせるような穏やかな雰囲気づくりが意識され、素材の質感も引き上げられました。

 レザーの使用範囲が広がったほか、Bang & Olufsenによる14スピーカーのサウンドシステムが用意されるなど、快適性と上質感の両立が図られています。

 長距離を走っても疲れにくい乗り味と相まって、従来より一段上のクラスに踏み込んだ印象です。

 日本仕様ならではの装備として、V2LやV2Hといった給電機能が用意される点も見逃せません。

 アウトドアでの電源確保や、災害時の非常用電源として活用できる機能は、日本の生活環境をよく考えた選択と言えるでしょう。

 燃料電池車はまだ台数の少ない分野ですが、ヒョンデが1990年代から積み重ねてきた開発の延長線上に、この新型ネッソがあります。

 航続距離や動力性能、快適性といった要素を着実に磨き上げた今回のモデルからは、短期的な話題づくりではなく、長い目で水素モビリティを育てていこうとする姿勢がはっきりと感じられます。

 技術の進歩が、私たちの移動の選択肢をどう広げていくのか。その一つの答えを、このクルマは静かに示しているように思えます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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