国道4号の「夢の第二ルート」の効果は? “日本一大きなショッピングモール”を経由する「東埼玉道路」の効果に賛否両論! 「レイクタウン周辺の渋滞がマシになった」「松伏方面へのアクセスが劇的に改善」と称賛も「早く全線開通してほしい」と”悲鳴”に近い意見も
国土交通省は2025年12月4日、国道4号のバイパスとして整備が進む「東埼玉道路」について、同年6月1日に開通した吉川市川藤から松伏町田島に至る区間の交通状況調査レポートを発表しました。同区間の開通により、交通の流れにはどのような効果があったのでしょうか。
3.8km延伸で早くも効果が
国土交通省は2025年12月4日、国道4号のバイパスとして整備が進む「東埼玉道路」について、同年6月1日に開通した吉川市川藤から松伏町田島に至る区間の交通状況調査レポートを発表しました。同区間の開通により、交通の流れにはどのような効果があったのでしょうか。
国道4号は東京都中央区の日本橋から本州を縦断し青森県青森市に至る、全国最長の838.6kmにおよぶ国道で、埼玉県と栃木県の主要ルートかつ、福島県・宮城県・岩手県と東北地方太平洋側の各県を結ぶ重要なルートとなっています。
東埼玉道路は、埼玉県越谷市を走る国道4号現道の交通を分散させるためのバイパス道路で、計画では八潮市八條で外環道・国道298号に接続し、春日部市下柳の国道16号手前までを結ぶ全長17.6kmの幹線道路となります。
八潮市八條から日本一の大きさを誇る「イオンレイクタウン」の間を通り抜け、吉川市川藤までの5.7km区間はすでに開通しており、2025年6月1日に吉川市川藤から松伏町田島までの3.8kmが新たに延伸されました。
今回の調査レポートによると、新規区間の開通は周辺道路の混雑緩和に大きな効果をもたらしているとのことで、特に県道67号線では、開通前に710mの渋滞が確認されていた松伏町内の赤岩交差点付近で、渋滞が完全に解消され0mとなりました。また、松伏田島産業団地からレイクタウン北交差点までの所要時間は、開通前の約12分から約8分へと約4分も短縮されています。
この混雑緩和の背景には、交通の流れの変化があり、県道67号線の赤岩交差点では12時間あたりの交通量が約5800台から約5200台へ、JR吉川駅北側の保交差点でも約8700台から約8500台へと減少。これまで周辺道路を利用していた交通が東埼玉道路へシフトしたことがうかがえます。

実際に東埼玉道路の利用状況を見ると、既存の開通区間では交通量が約1万1700台/12hから1万2600台/12hに増加しました。そして、新たに開通した区間だけでも約7700台/12hの利用が確認されています。
一方で、バイパスとしての大きな目的である国道4号現道の混雑緩和については、まだ課題が残る結果となっており、越谷市内の下間久里(北)や神明町、新善町といった地点では交通量に目立った変化はなく、交通の分散は進んでいない現状が明らかになりました。
この結果を受け、国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所は、東埼玉道路を国道4号現道に接続するため、残る区間の整備を推進する方針です。全線開通が実現すれば、今回見られた周辺道路での効果が国道4号現道にも及び、円滑な交通ネットワークの構築がさらに進むことが期待されます。
同区間の開通に対し、ネット上やSNSでは、「レイクタウン周辺の渋滞がマシになった」「松伏方面へのアクセスが劇的に改善」など、渋滞解消や目的地への所要時間短縮を喜ぶ声のほか、道幅が広く、信号が少ないため「非常に走りやすい」「快適すぎてついついスピードが出てしまう」といった感想が見られます。
一方、国道16号(春日部)や、さらに北の国道4号現道へ接続できていないため、「早く全線開通してほしい」という悲鳴にも近い意見や、現道の国道4号(越谷市内)の渋滞はまだ改善されていないため、「早くここをバイパスさせてくれ」といった、さらなる延伸を待ち望む声が多く見られました。
Writer: くるまのニュース編集部
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