「まさかお前が…!」 覆面パトカーのトヨタ「ランクル」があった! ちょっぴり怖い“黒光りボディ”で何を取り締まる? ゴツい「防弾ガラス&アンテナ」も備える「謎の車両」とは?

衆議院選挙が行われるのに際し、総理大臣など政府の要人が各都市で演説を行っています。そうした場で、ときどきトヨタ「ランドクルーザー」の覆面パトカーを見かけることもあります。その正体は一体何なのでしょうか。

「ランクル覆面」何者!?

 衆議院選挙が2026年1月27日に公示され、2月8日に投開票が行われます。これに向け、候補者は街頭演説を行い、市民に政策などを訴えています。
 
 街頭演説では、総理大臣など政府の要人が応援演説に来ることもあります。
 
 そうした場で、ときどきトヨタ「ランドクルーザー(ランクル)」の覆面パトカーも出現します。一体どのような車両なのでしょうか。

 覆面パトカーと一言には言えども、実はいくつか種類があります。

 街中でよく見かけるものは、交通機動隊や高速隊などに所属し、速度超過や一時不停止などの交通違反を取り締まる「交通覆面」、刑事が捜査で使用したり、事件発生時に現場へ急行する「捜査用覆面」と呼ばれるものが主です。

 また、皇室や海外の首脳などの要人を警護する「警護覆面」というタイプも存在します。

 一方で、ランクル覆面はこれらとは異なる「遊撃車」という役割を持ちます(一部は警護部隊の覆面に採用された実績もあり)。

ランクルの「覆面」あった!
ランクルの「覆面」あった!

 遊撃車は、大規模なイベントが発生した際に治安維持や雑踏警備などを担当する「機動隊」に配備されています。

 そのため、事件や災害、警備・警護など、その場の状況に多目的に対応できる性能が求められ、フロントガラスなどには防弾加工が施されているのが特徴で、警備や警護で使用する際は無線用のアンテナを複数取り付けることもあります。

 車種はランクル以外では、例えば三菱ふそう「ローザ」や日産「シビリアン」などのマイクロバスや、トヨタ「ハイエース」、日産「キャラバン」などの商用バンが採用されるケースもありますが、いずれも赤色灯が備わり、ボディカラーも白地にブルーやネイビーなど、警察車両らしいたたずまいです。

 いっぽう、ランドクルーザーの場合はこうした大型車とは異なり、機動力を活かしてさまざまな運用を行うことを鑑みた結果、着脱式の赤色灯を備える程度という「覆面パトカーの風貌」となっており、必要に応じて一般車に紛れることも可能です。

 一般市民からすると、交通違反を取り締まるわけではなく、多くの警察車両のなかでも特に接する機会が少ない車両ですが、大きなニュースとなるような出来事が発生した際には、「縁の下の力持ち」として静かに活躍しているのです。

 ちなみに、ランドクルーザーシリーズは1951年に登場。当時の警察予備隊向けに開発された「トヨタBJ型」をルーツとする本格四輪駆動車で、非常に高い信頼性や走破性を備えていることから、150か国以上の国と地域で四輪駆動車の代表格として支持を集めています。

 このような実用性の高さを理由に、日本のみならず世界各国の軍や警備車両としても広く採用される、タフな車両です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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