何が日本一? 1日10万人超も訪れるサービスエリア「海老名SA」人気の理由
名物メロンパンは2018年4月にギネス世界記録に認定
旅行情報誌「じゃらん」が、2018年5月にトラックやバス、タクシーなどプロドライバー500名に対して行なった「東名・新東名の人気SA/PA」調査においても、海老名SAは下り線、上り線で1、2位を獲得しています。
●「利用して良かったSA/PA」(「じゃらん」調べ)
1位 海老名SA 下り
2位 海老名SA 上り
3位 足柄SA 下り
4位 浜名湖SA 下り
5位 足柄SA 上り
6位 浜名湖SA 上り
7位 駿河湾沼津SA 下り
8位 港北PA 下り
9位 牧之原SA 下り
10位 富士川SA 下り
筆者(加藤久美子)も海老名SAは下りも上りも週に1~2回は利用します。駐車場の満空表示がブロックごとでわかりやすく、トイレも綺麗で(最近のSA/PAはどこも綺麗ですが)駐車場と同じく空き情報がわかりやすくなっています。また、入っているお店がバラエティに富んでいて、利用者を飽きさせない工夫もされています。
海老名SAの名物の一つに、「ぽるとがる」(西洋フード・コンパスグループ運営)というパン屋さんで販売される「海老名メロンパン」があります。海老名SAの中でもいつも大勢のお客さんで賑わっているお店で、メロンパンブームの先駆けとなったお店でもあります。今年4月には、海老名SAの50周年に絡んだイベントでは「48時間で最も多く販売されたメロンパン」としてギネス世界記録にも認定されました。48時間での販売個数は2万7503個。それまで同社が持っていた1日の最高販売記録6700個をも大幅に上回る結果となりました。
ぽるとがる海老名サービスエリア店の村本店長に人気の理由を伺いました。
「当店では1993年から海老名メロンパンを販売しています。当時はメロンパンとチョコチップメロンパンの2種類だけでした。95年頃にメディアに取り上げられる機会が増え、徐々に認知度が高まってきて、メロンパン人気が拡大してきました。人気の理由はちゃんとメロンの味や香りが楽しめるパンで、サイズも大きめで食べ応えがあると言ったところが支持されていると考えています」
さまざまな「日本一」のある海老名SAですが、行ってみたいけど「車がない」「高速道路での運転は怖い」という方もいらっしゃるかもしれません。実は海老名SA上下線とも一般道からコミュニティ・バスや自転車、徒歩でも入ることも可能です。
一般道からサービスエリア内の商業施設を利用するための「ぷらっとパーク」という入口を利用するもので、従来からの上り線の他、2016年からは下り線にも同様に入場口と駐車場が設けられています。一般道から車で行くならぷらっとパーク専用駐車場(無料)に停めて徒歩で中に入ることもできます。
【了】
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。