メーターに「魔法のランプ」が出たら“運転終了”!? 意外と知らない「謎の警告灯」無視して走ると「エンジン“全交換”」の可能性も…! 願いを叶えない「赤いランプ」の“対処方法”を整備士が解説!
クルマのメーター内には様々な警告灯が表示されますが、突然「魔法のランプ」のようなマークが出たら、一体どうすれば良いのでしょうか。
メーターに「魔法のランプ」! 無視して走ると「エンジン“全交換”」の可能性も…!
クルマの運転中、メーターパネルにカラフルな絵柄が並ぶ中、ふと「魔法のランプ」のような赤いマークが点灯していることに気づいたら注意してください。
まるでアラジンの物語に出てくるような少しコミカルな形をしていますが、実はこのマーク、点灯した時点でクルマの心臓部であるエンジンに重大な危機が迫っていることを知らせる、最も恐ろしい警告灯のひとつなのです。

このマークの正式名称は「油圧警告灯(エンジンオイルランプ)」といいます。
エンジン内部を潤滑するエンジンオイルの圧力(油圧)が正常値より低下した際に点灯・点滅するもので、単にオイルが汚れているといったレベルの話ではありません。
オイルポンプの故障やオイル漏れ、あるいはオイル量が極端に不足しているなど、エンジンを保護する機能が失われている危険な状態を示しています。
では、もし走行中にこのランプが点灯した場合、一体どうすればよいのでしょうか。
これについて自動車整備士は「即座に安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼んでください」と強く警告します。
油圧が不足した状態で無理に走行を続けると、金属部品同士が直接擦れ合い、最悪の場合はエンジンが焼き付きを起こして完全に壊れてしまいます。
また、オイル漏れが原因だった場合、漏れたオイルが高熱の排気管にかかって車両火災を引き起こすリスクさえあるのです。
ボンネットを開けてレベルゲージを確認し、オイル量が減っているだけなら補充すれば走れる可能性もありますが、専門知識がない状態で原因を特定するのは困難です。
たとえオイル量が規定値であっても、内部の機械的な故障で油圧が上がっていないケースもあり、その場合は補充しても意味がありません。
「自走は不可能」と判断し、迷わず救援を要請するのが最善かつ最も安上がりな対処法と言えるでしょう。
こうした事態を防ぐためには、ターボ車なら半年ごと、自然吸気車でも1年ごとを目安に定期的なオイル交換を行うことが重要です。
また、この油圧警告灯に限らず、メーターパネルにおける「赤色」の点灯は、国際規格で「危険」や「即時対応が必要」を意味する緊急シグナルと定められています。
例えば、丸の中にビックリマークが描かれた「ブレーキ警告灯」が、サイドブレーキを解除しても消えない場合は、ブレーキ液の漏れなどによりブレーキが効かなくなる前兆かもしれません。
ハンドルマークにビックリマークの「パワーステアリング警告灯」が赤く点灯すれば、突然ハンドルが重くなり操作不能になる恐れがあります。
さらに、波に温度計が描かれた「水温警告灯」が赤くなれば、エンジンがオーバーヒートしている証拠です。
一方で、「黄色」の点灯は「注意」や「点検が必要」を表しており、赤色ほどの緊急停止レベルではないものの、早めの対応が求められます。
そして「緑色」や「青色」はシステムが正常に作動していることを示します。
最近のクルマはメンテナンスフリーになりつつありますが、警告灯の意味を知らないまま放置するのは命取りになりかねません。
特に「赤色は即停止」というルールだけでも覚えておけば、いざという時に愛車と自身の安全を守ることができるはずです。
もし見慣れない赤いランプが点灯したら、慌てず安全な場所に停車し、取扱説明書を確認するか、ロードサービスへ連絡するようにしましょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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