国交省が警告「慢心しないで!」 大雪のなか「夏タイヤで走れるでしょ」油断するドライバーに注意を訴え 各地で「夏タイヤ車スタック」続出で異例の注意喚起 滋賀

国土交通省 滋賀国道事務所は公式SNSで、大雪が降る地域での外出自粛を呼びかけるとともに、やむを得ず外出する場合は「慢心しない」ようにアナウンスしています。一体どういうことなのでしょうか。

「自分は大丈夫」と慢心しないでください

 国土交通省 滋賀国道事務所は2026年1月22日、公式SNSを更新。滋賀県内の国道161号線の通行止めの様子をアップするとともに、大雪が降る地域での外出自粛を呼びかけ、やむを得ず外出する場合は「慢心しない」ようにアナウンスしています。
 
 ここでいう“慢心”とは、一体どういうことなのでしょうか。

 2025年1月21日から25日にかけ、強い冬型の気圧配置が続いたことで、北日本から西日本の日本海側を中心に、平地でも積雪が見込まれています。北陸エリアで著しい降雪があったほか、滋賀県内も北部を中心に大雪となりました。

 滋賀県内の道路も大規模な車両滞留を防ぐため、広い範囲で予防的通行止めが実施され、長浜市以北の北陸道や琵琶湖西回りの国道161号、東回りの国道8号などが通行できなくなりました。

 そうしたことから、滋賀国道事務所では公式SNSの更新回数を大幅に増やし、県内の主要道路の天気の見通しや、通行止めの区間の最新情報の提供、動画や道路カメラからの映像を使い、リアルタイムの降雪の様子や除雪車出動の様子などを投稿しています。

スタックのイメージ(画像:PhotoAC/イメージです)
スタックのイメージ(画像:PhotoAC/イメージです)

 さて、1月22日の22時の投稿では、国道161号のうち、高島市マキノ町の国道303号との分岐点である野口交差点の通行止め状況をアップ。野口以北の福井県敦賀市方面が通行止めになっていることから、303号に誘導している様子が確認できます。

 この投稿で、「大雪が予想される地域への外出自粛をお願いします」という、不要不急の外出を控える呼びかけとともに、以下のような“異例”の表現で注意を促しています。

「また、やむを得ず外出される際は『四駆だから…』『自分は大丈夫…』と慢心せずに”必ず”冬用タイヤを着用し、チェーンや食料品の携行にご協力をお願いいたします」

 災害級の大雪となるなかで、冬タイヤを履かず、自分のクルマは四駆(四輪駆動車)だから大丈夫、まさか自分がスタックやスリップ事故なんかしないだろうと油断していると、予期せぬ事故や立ち往生を引き起こします。

 実際、2026年に入って日本海側を中心に大雪が降り続いていますが、山口県や広島県、岐阜県など各地で、準備不足の夏タイヤ車によるスタックが続出。主要な国道の規制やストップが強いられ、道路ネットワークの寸断を招きました。

 各国道事務所はこうした慢心といえるスタック車両をSNSでアップし、“見せしめ”にすることで、同様の事例が発生しないようけん制しています。

 今後も大雪が予想されているため、冬タイヤの装着やタイヤチェーンの携行に加え、スタックしたときに備え、脱出ボードやスコップの積載、万が一長時間の立ち往生となった際に備え、水や食料品の携行なども行うことが耐雪です。

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