日産が「新型フェアレディZ」世界初公開! 精悍な新デザインで「S30Z」思わせる「“旧車”顔」さらに進化! 400馬力超え「NISMO」の“6速MT”新設定もスゴい「2027年モデル」26年夏に発売へ

2022年にデビューした日産の現行(RZ34型)「フェアレディZ」は、2026年夏にマイナーチェンジを迎えます。Zの歴史を継承しながら「Zらしさ」をさらに進化・洗練させた2027年モデルの大幅改良とは、どのようなものなのでしょう。

鼻先を伸ばしさらに精悍に

 日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」は、2022年に現行型(RZ34型)がデビューしました。

 今回、2026年1月におこなわれた「東京オートサロン2026」会場で、2026年夏にマイナーチェンジを迎える予定であることが明らかにされました。

 1969年登場の初代(S30型)以来、55年以上にわたって続くZの歴史を継承しながらも、Zらしさをさらに進化・洗練させる改良だといいますが、いったいどのような進化を遂げたのでしょうか。

「S30Z」の「グランプリグリーン」をオマージュした新色もカッコいい!
「S30Z」の「グランプリグリーン」をオマージュした新色もカッコいい!

 今回の改良における最大の注目点は、フロントデザインの刷新です。

 RZ34型は従来、初代フェアレディZのシルエットを継承したスタイリングを採用していましたが、マイナーチェンジではさらに一歩踏み込んだアプローチを取りました。

 新型フロントバンパーは、S30時代に存在した「Gノーズ」という伝説的な空力パーツをモチーフにした造形を採用し、ノーズを延長しています。

 単なるレトロデザインではなく、現代の技術を融合させることで、フロントリフトを3.3%低減し、ドラッグも1%削減するという実用的な空力性能の向上を実現しています。

 ヘリテージ性の強化は外観にも及び、新色「ウンリュウグリーン」がボディカラーに追加されました。

 これはS30に設定されていた「グランプリグリーン」へのオマージュです。

 アルミホイールも3代目(Z31型)時代のデザインを彷彿とさせる新デザインに変更され、Zファンの心をくすぐる仕上がりとなっています。

 走行性能面では、サスペンションとブレーキシステムに大幅な改良が加えられました。

 この変更の背景には、従来型オーナーからの具体的なフィードバックがあります。スポーティな走りには高評価だった一方、日常の街中走行では乗り心地の硬さを指摘する声が多く寄せられていたためです。

 マイナーチェンジモデルではショックアブソーバーの直径を拡大し、19インチモデルのピストン径を40ミリから45ミリへと大型化。受圧面積は26.6%も広がりました。

 この改良により振動の収束時間が短縮され、路面変化への応答性が飛躍的に向上しています。

 路面のうねりや小さな段差をよりスムーズに吸収できるようになり、コーナリング時の車体姿勢も安定性を増しました。

 現行・RZ34型シリーズのなかでも高性能版の位置づけとなる「フェアレディZ NISMO」は、レーシング技術を惜しみなく投入したハイパフォーマンスモデルで、サーキット走行への対応力、高剛性ボディ、そして究極のハンドリング性能をニスモチューンで実現しています。

 その“NISMO”に実施された今回のマイナーチェンジで特筆すべきは、多くのユーザーが待ち望んでいた6速マニュアルトランスミッションの設定です。

 単にMTを追加しただけでなく、6速MT専用のECUデータを新たに開発。マニュアルシフトの楽しさを最大限に引き出すエンジンフィーリングを追求しました。

 エンジン制御も徹底的に見直されています。

 点火時期とスロットル制御を最適化することで、アクセルペダルの微細な操作にもエンジンが鋭敏に反応するようになりました。

 さらにスポーツモード選択時には、高回転域まで加速感が途切れることなく続くよう、緻密なセッティングが施されています。

 足回りとブレーキも大幅に強化されました。

 サスペンションは減衰力特性を見直し、高速コーナリング時の安定感と安心感を向上。同時に、ベース車同様に従来モデルで課題となっていた乗り心地の硬さも改善されています。

 ブレーキシステムでは、フロントブレーキローターを2ピース構造に変更してバネ下重量を削減。ローター本体にはR35 GT-Rの初期モデル用を採用し、高い制動性能を確保しました。

 キャリパーカラーは従来よりも鮮やかなレッドに変更され、ブラック塗装のホイールとの組み合わせで、視覚的にも迫力ある足元を演出しています。

※ ※ ※

 新型フェアレディZ(2027年モデル)は、Zの歴史を尊重しながらも最新技術で性能を磨き上げた、まさに温故知新を体現したモデルです。

 デザイン、走行性能、そして運転する楽しさのすべてにおいて進化を遂げ、2026年夏の登場が待ち遠しい仕上がりとなっています。

【画像】超カッコいい! これが日産がの「“新型”フェアレディZ」です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: 赤羽馬

金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。

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