スズキ本格「“2人乗り”SUV」がスゴイ! “全高1.9m”ド迫力ボディに「ジムニー」譲りの“悪路走破性”実現!「まるで軍用車!?」な斬新デザインで“アウトドア”にも大活躍! スポーティさも魅力の「エックスヘッド」とは!
スズキがSUVとトラックの魅力を掛け合わせたモデルとして提案した「X-HEAD」とは、一体どのようなクルマだったのでしょうか。
スズキ本格「“2人乗り”SUV」がスゴイ!
2026年1月9日から11日にかけて開催された「東京オートサロン2026」では、最新のカスタムカーやコンセプトモデルが多数展示され、自動車ファンの関心を集めました。
こうしたショーの歴史を振り返ると、過去に提示されたコンセプトカーの中にも、現代の視点においてなお重要な意味を持つモデルが存在します。

今回は、スズキが2007年の「第40回東京モーターショー」で初公開した、SUVとトラックの魅力を掛け合わせた「X-HEAD(エックスヘッド)」を取り上げ、その特徴と先見性を振り返ります。
2007年の東京モーターショーにおいて、スズキは「小さなクルマ、大きな未来」をテーマに掲げ、同社が得意とする小型車技術の可能性を提示しました。
その象徴の一つとして出展されたエックスヘッドは、「乗る人のライフスタイルや価値観に合わせて様々な用途に対応する、未知なる可能性」という意味を込めて命名されたモデルです。
外観は、切り立ったフロントウインドウや角張ったボンネットフードなど、直線を基調とした堅牢なデザインが採用されており、そのタフなスタイリングは軍用車両をも彷彿とさせるものでした。
ボディサイズは全長3750mm×全幅1695mm×全高1860mm。これは軽自動車の規格よりも全長が約35cmほど長く、全幅も小型車枠(5ナンバーサイズ)に該当するため、コンパクトではあるものの軽自動車ではなく普通車の区分に入ります。
それでも現行のコンパクトカーと比較すれば十分に小さく、取り回しの良さと積載性を両立させたパッケージングといえます。
車体構造には、本格的なオフロード走行を想定して強固なラダーフレームが採用されました。
そんなエックスヘッドの最大の特徴は、その荷台部分の拡張性にあり、当時の展示では、用途に合わせて荷台のユニットを交換できる機構が提案されました。
例えば、オフロードバイクを積載してアウトドアを楽しむ仕様や、大人2人が就寝可能なキャビンを備えた「キャンパー」仕様、さらには人命救助用の資機材を搭載した「レスキュー」仕様など、一台の車両で多様なシチュエーションに対応できる設計となっていました。
パワーユニットや駆動系についても、本格的なスペックが想定されていました。
エンジンは1.4リッター(1372cc)の直列4気筒DOHCを搭載し、これをシート後方のミッドシップに配置。
トランスミッションには6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせるという、トラックとしては異例のスポーティな構成です。
駆動方式は、スズキが本格SUV「ジムニー」や「エスクード」で培った技術を活かしたフルタイム4WDを採用し、LSD付センターデフや3リンクリジットサスペンション、大径タイヤを装備することで、高い悪路走破性を確保していました。
このようなエックスヘッドは、SUVと軽トラック、大型ピックアップトラックの中間に位置するユニークなサイズ感と、本格的なオフロード性能、そして遊び心のあるモジュール構造を兼ね備えた意欲作でした。
出展から約18年が経過した現在も市販化には至っていませんが、昨今のアウトドアブームやSUV需要の高まりを考慮すると、現代の市場においてこそ需要が見込まれるコンセプトを持った一台であったと言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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