国交省が“怒り”の警告! 「不適切なタイヤでスリップ事故が起きました!」 大雪の国道8号で「溝なしオールシーズン」のトラックが衝突! 「ちゃんと確認してください」注意喚起 福井
国土交通省 福井河川国道事務所は公式SNSで、福井県敦賀市内の国道8号において、不適切なタイヤを履いたトラックが雪道で衝突事故を起こしたと明らかにしました。
溝がないオールシーズンでスリップ事故
国土交通省 福井河川国道事務所は2026年1月15日、積雪となっている福井県敦賀市内の国道8号において、不適切なタイヤを履いたトラックが雪道で衝突事故を起こしたと明らかにしました。
一体何があったのでしょうか。
現場は、京都市下京区から琵琶湖を東周りに進み、福井県の敦賀・福井、石川県の小松・金沢、富山県の高岡・富山・魚津、新潟県の糸魚川・上越・柏崎など、北陸エリアの主要都市を経由し、新潟市中心部を結ぶ国道8号です。
いわゆるかつての北陸道の系譜をたどるもので、北陸・羽越方面を結ぶ第一選択ルートです。
このうち敦賀市は琵琶湖の北側に位置する市で、福井県南部地域(嶺南)では最大の都市になります。国道8号のほか、若狭湾沿いを西に進む国道27号、琵琶湖西回りルートの国道161号なども通る、交通の要衝となっています。
日本海側に位置していますが、季節風は比較的おだやかという特性はあるものの、例に漏れず豪雪地帯に指定されており、冬になればスタッドレスタイヤは必須となります。市内だけでなく、国道で周辺都市に行くには山越えもあるため、チェーンなども携行していくべき地域です。
2026年は年明けすぐに正月寒波に見舞われ、翌週の10日からの3連休も発達した低気圧が日本海北部を進み、そこからの前線が本州を通過したことで、10日夜遅くから強い寒気が襲来。福井県では警報級の大雪になると予想されていました。
こうしたことから、国土交通省やNEXCOなどは、一部道路で車両滞留を防ぐための予防的通行止めを行い、外出を控える呼びかけとともに、万が一車で移動する場合には冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行を促しています。
福井県内の道路も、8号だけでなく161号、27号などでも積雪量が増えており、福井河川国道事務所はSNSなどで最新の降雪状況や除雪車のフル稼働などを伝え、冬用タイヤの装着と慎重な運転を呼びかけていました。

しかし12日早朝、敦賀市内の8号で、トラックが防護柵に衝突する事故が発生。事務所によると事故を起こした当該車両のタイヤは、「摩耗が著しい状況」だったといいます。
同事務所の公式SNSには、事故車両が履いていたタイヤの写真を2枚も添付するという異例の投稿を行いました。
写真では、「SNOW」の表記があるトラック用のミックスタイヤ(いわゆるオールシーズンタイヤ)ではあるものの、ほとんど溝がなく、雪道走行としては一切効果のない状態であることが確認できます。
事務所によると、タイヤの溝の深さが新品時の50%を下回ると、冬用タイヤとして使用できないといいます。
冬になれば必ず雪が降る敦賀市内で、しかも警報級の大雪になると何度も呼びかけられていたなかで起こった不適切タイヤによる事故について、同事務所は「冬用タイヤで、積雪・凍結道路を走行する際は、走行前の確認を徹底して下さい」と厳しく指摘しています。
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ちなみに、ミックスタイヤは雪上走行には対応しているものの、凍結路には効き目がなく、今回の事例でタイヤの溝が残っていたとしても、不適切なタイヤであったことは間違いありません。
トラック用のタイヤにも冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)があり、また一部メーカーでは、シャーベット路面対応、アイスバーン路面対応とそれぞれ特性の異なるタイヤが用意されています。
日本海側など毎年積雪があり、気温が低くなるような地域で、スタックしやすい山越えをするような車両運用をする場合は、しっかりしたタイヤを選ぶとともに、万が一のことを考えて、チェーンの携行も必須です。
















































