国道4号直結! 水戸〜仙台の「山側ルート」が“6年ぶり”復旧! 激セマ&クネクネ山道を“別ルート”にまるっと迂回で「福島〜宮城」がスムーズに! 国道349号災害復旧が1月に完了へ

宮城県丸森町で実施されている国道349号の災害復旧工事が完了し、2026年1月31日の15時に開通を迎えます。

より安全で安定したルート構築

 国土交通省は2025年12月11日、宮城県丸森町で行われていた国道349号の災害復旧工事が完了し、2026年1月31日15時に開通すると発表しました。
 
 同地区で新たに構築された「山側への別ルート」によって、どのような効果がもたらされるのでしょうか。

 国道349号は、茨城県水戸市から福島県を縦断して宮城県南部にある柴田町に至る総延長264.6kmの一般国道です。

 JR磐越東線や阿武隈急行線などと並走しながら、福島県、宮城県の内陸部を通り、JR槻木駅近くで仙台方面に行く国道4号と接続。山側の国道4号と海側の国道6号という東北エリアの主要国道に挟まれ、3県をまたがる災害時緊急輸送道路としての役割も持ちます。

 しかし、2019年に発生した台風19号(令和元年東日本台風)が関東から東北にかけて襲来。各地で数多くの爪痕を残しつつ台風が過ぎ去った後、国土交通省東北地方整備局による現地調査が行われました。

 その結果、宮城県の最南部、丸森町を通る349号上には、峡谷を流れる阿武隈川沿いに山側から流出した土砂や岩石、路肩が決壊している危険箇所が確認され、約14kmにわたって道路が通行不可となり、ルートが寸断されました。

 物流において重要な道路とされながら、従来の道路は幅が狭く、急カーブが連続する区間も多々あり、復旧に向けた工事は難航が予想されることから、国交省は丸森地区災害復旧事業を計画。現道の急カーブなどを回避する安全かつ効率的なルートを模索しました。

 ルート構築中は一部現道を復旧して、一般交通開放を急ぎました。「道路啓開」という、とりあえずのルートを確保するための暫定的な作業を行って、仮復旧を果たしました。

国道349号丸森地区の現道(画像:国土交通省)
国道349号丸森地区の現道(画像:国土交通省)

 さて、新ルートで最終的に策定されたのは、山側を切り開く方針で構築された「山側への別ルート」と呼ばれるものになります。

 ちょうど福島県との県境に位置する宮城県丸森町耕野不動の阿武隈急行線 兜駅近くから、丸森町大張川張にかけて延長6.0kmを設定し、2021年に工事が始まりました。

 2022年にはルートのおよそ半分を占めるトンネル掘削工事がスタート。さらに2023年には福島県伊達市梁川町五十沢寺木に「兜橋」を整備し、宮城県との県境まで繋ぐ延長0.3kmの道路工事も始まり、国交省本体が指揮を執るという異例の体勢で一体的に整備が進められました。

 2024年にトンネル掘削工事が完了すると、その後は開通に向けて整備作業が進められ、被災から約6年3カ月が経過した2026年1月31日、ついに「山側への別ルート」が開通を迎えます。

 国道349号現道は連続する急カーブ区間や狭小区間によって、危険かつ安定性に欠ける道路となっていましたが、新ルートは直線的に整備されてカーブは最小限に留められています。

 すれ違うことも難しいほど狭かった道路とは異なり、新ルートは2車線の道路が敷設され、利用者が安心して走行できる道路環境に生まれ変わりました。

 また、台風による土砂災害や冠水などが発生した地域を避けることで、災害時緊急輸送道路としての能力も向上したと言えるでしょう。

【画像】超便利!? これが6年ぶり開通の「国道349号」災害復旧工事です

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Writer: 春山優花里

フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。

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