ミツオカの新たな「“ケンメリ風”スポーツクーペ」がスゴい! 精悍「カスタム」モデルは“旧車”感強めな「丸目4灯」で超カッコいい! 250台限定の「M55“1stエディション”」に注目
1970年代の熱量を現代に甦らせたミツオカの「M55」。その第2弾となる「M55 1st Edition」が登場しました。強烈な個性を放つデザインはそのままに、パワートレインの選択肢を広げ、より多くのクルマ好きに門戸を開いた一台です。どのようなクルマなのでしょうか。
「1970年代のわくわく」をデザインに反映!?
光岡自動車(以下、ミツオカ)「M55」シリーズ第2弾となる「M55 1st Edition(エムダブルファイブ ファーストエディション)」が、2025年11月28日より正式発売となりました。
今回の第2弾では、多くのクルマ好きが期待する進化を遂げています。
M55は、日本の自動車文化がもっとも勢いを持っていた1970年代の空気感を現代に甦らせることを狙いに、2023年に創業55周年を記念するコンセプトカーとして初公開されたモデルです。
メインターゲットは、1968年創業のミツオカと同様におよそ55年の時を重ねてきた「同世代のクルマ好き」。しかしそのノスタルジックで印象的なスタイルは、世代を超えて多くのクルマファンの心を掴みました。
その世界観をいち早く具現化したのが、2024年11月に登場した市販第一弾の「M55 Zero Edition(ゼロエディション)」です。

現行(FL型)のホンダ「シビック」(1.5リッターターボ)をベースに、トランスミッションは6速MTのみという潔い設定で、ボディカラーもレジェンダリーグレーメタリックの1色限定、価格は808万円(消費税込み、以下同)という、まさに“通好みの仕様“が、大きな話題となりました。
その第2弾となるM55 1st Editionが今回正式発売となりました。
基本となる世界観はそのままに、パワートレインの選択肢を拡充。ハイブリッド(e:HEV)に加え、CVTを組み合わせた1.5リッターガソリン仕様も新たに設定されました。今回はマニュアルトランスミッションの設定はなく、これによってM55購入のハードルがぐっと下がったといえます。
エクステリアは、ダッヂ「チャージャー」に代表される1960年代から1970年代のアメリカンマッスルカーや、それらにインスパイアされた日産「スカイライン」などの1970年代の国産スポーティカーを想起させるレトロなシルエットとディテールが大きな特徴です。
丸目2灯のヘッドライト、小ぶりなエアインテーク、それらを囲むメッキ調フロントグリルに加え、リアウインドウルーバーやダックテール、特徴的なテールランプなど、1970年代の名車をポスターや雑誌などでわくわくしながら眺めていた世代の記憶に強く訴えかける姿です。
内装のデザインも抜かりはなく、ミツオカオリジナルのロゴ入りヘッドレストやシートバックを採用し、インパネにはオプションでカーボン調加飾を設定しました。
ベース車であるシビックの機能性は活かしつつ、雰囲気をがらりと変えたことで、全くの別のクルマに仕上がっています。
一方で、最新型シビック由来の安全装備はしっかりと踏襲し、見た目はクラシック、中身は現代的という“いいとこ取り” が、このクルマの大きな魅力です。
さらにM55 1st Editionでは、ボディカラーの選択肢も大幅に拡充されました。
標準色4色に加え、オプションカラーの6色を設定し、合計10色から選択可能に。「ホワイトパール」や「メタリックレッド」の定番色に加え、「ジョンマンゴー」「スプリングブルー」などの鮮やかな色まで幅広く用意され、自分だけの一台を仕立てる楽しみも広がっています。
グレードは、2リッターハイブリッドの「e:HEV LX」と「e:HEV EX」、1.5リッターガソリンターボ(CVT)の「LX」という3種類。価格は、756万8000円から842万7100円に設定されています。
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M55 1st Editionの予定生産販売台数は上限250台。申し込みが達した時点でいったん受付は終了され、2026年内に生産・出荷の予定としています。
希少性の高さを考えれば、再び争奪戦となる可能性は十分にあるでしょう。
ベース車のシビックと比べれば高額であることは否めませんが、大量生産車では得られない“所有する歓び” を重視する人にとって、この価格設定は単なる数値以上の意味を持つはずです。
いわゆる「デザイン買い」であっても、後悔する可能性はきわめて低いはずです。街を走れば、視線を集める存在になることは間違いありません。
M55の世界観に少しでも心を揺さぶられたなら、その感情に正直に向き合い、思い切ってこの世界のオーナーになってみるのも「粋」な選択ではないでしょうか。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど




























































































































