トヨタ「“新”ハイエース」発表も「全面刷新」も“まもなく”か!? 「2027年」の登場が期待される「商用バンの大定番」はどうなるのか? 「20数年ぶり」デビューを飾る次期型モデルの姿とは?
トヨタは「ハイエース」の改良モデルを発表しましたが、次期ハイエースの登場も示唆されています。
今回が「最後の改良」になるのか
トヨタの商用バン「ハイエース」は2026年1月13日、一部改良モデルが発表されました。いわゆる「9型」として、現行モデル登場から22年が経過するなかで、再び大きな進化を遂げています。
そのいっぽうで、国内では近いうちにフルモデルチェンジを示唆する動きも出ています。
ハイエースは1967年に初代がデビューしました。登場以後、抜群の積載性に加え、堅牢で頑丈なシャシやボディ、商用から乗用まで多様なニーズに答える幅広いラインナップなどが支持され、商用バンの定番として不動の人気を誇ります。
中近東やオセアニア、過酷な環境であるアジアやアフリカ地域においても第一線で活躍しており、日本のみならず世界中で支持されるモデルとなりました。
国内で販売される現行型は、2004年に登場した5代目の通称「200系」で、室内空間の効率を高めつつ、安全性や環境にも配慮するなどの進化を遂げています。
これまでにデザインの変更や先進運転支援システムの採用などを含めた複数回のメジャーアップデートを繰り返しており、現在もなお現行モデルとしてラインナップされています。
東南アジアなどの一部地域では、2019年に一足先にモデルチェンジが実施され、通算6代目の「300系」が登場。従来のキャブオーバータイプからボンネットを持つセミキャブオーバータイプへと刷新されています。
国内でも300系のうち、乗用タイプで豪華に仕立てた「グランエース」が、ハイエースとは異なるモデルとして2019年から販売され、ハイヤーなどのごく一部の需要に特化して2024年まで販売されました。

登場23年目の一部改良では、衝突被害軽減の「プリクラッシュセーフティ」の認知範囲強化のほか、信号や標識を認識する「ロードサインアシスト」の装備、さらに近年乗用車で採用が進んでいる全車速追従・カーブ速度抑制機能付きの「レーダークルーズコントロール」も装備するなど、大きな変更が施されています。
そのほか、ライト周りのデザイン変更や、ディスプレイオーディオの設定、デジタルメーターの採用、エアコン操作部のリフレッシュなどを行い、使い勝手の向上も図るなど、時代に即した改良も実施されています。
そうした改良モデルが登場したなかで、にわかにフルモデルチェンジに対する期待も高まっています。
2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でトヨタは「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を、ハイエースの製造を担当するトヨタ車体からは「グローバルハイエースBEVコンセプト」をそれぞれ初公開しました。
ただし、グローバルハイエースBEVコンセプトは300系をベースにBEV(バッテリーEV)化したものであったのに対して、カヨイバコはハイエースのように多彩なラインナップを想定し、またビジネスユーザーのみならず、プライベートユースも想定しているとし、それぞれ方向性に違いがありました。
それから2年後の2025年6月、トヨタ車体は2027年末をめどに「アルファード/ヴェルファイア」の生産を移管して「次世代商用バン」の開発と生産を進めていくと明らかにし、一気に次期型ハイエースの登場が現実味を帯びてきました。
そして2025年10月に開催の「ジャパンモビリティショー2025」では、トヨタは「ハイエースコンセプト」を公開。2023年のカヨイバコを発展させたデザインを採用するとともに、現在の200系や300系に基づくサイズの複数のボディタイプを示しました。
さらに、パワートレインも純内燃機関やハイブリッド、BEVの搭載も対応するアーキテクチャを採用するとし、カヨイバコとグローバルハイエースBEVコンセプトの両側面を持つモデルとなりました。
現在のところ、トヨタ本体からハイエースの具体的なフルモデルチェンジに関するアナウンスはありませんが、2023年からの一連の流れを汲むと、いよいよ2027年にも登場することが明らかです。
23年目にして大きな改良を行った200系現行型ハイエースですが、これが最後の改良になるとも見方も広がっており、今後の動向に注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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