全長4.5m級「“新”FRスポーツカー」日本初公開! 530馬力「直6ツインターボ」搭載! 軽量ボディに4本出しマフラーがイイ! “超高性能”なBMW「M2 CS」の“カスタム”仕様がTASに登場
BMWジャパンは2026年1月9日から11日まで、千葉・幕張で開催された「東京オートサロン2026」でハイパフォーマンスモデル「M2 CS」のBMW Mパフォーマンスパーツ装着車両を日本初公開しました。どんなクルマなのでしょうか。
530馬力の正真正銘FR! 完売必至の激レアモデル
BMWジャパンは2026年1月9日から11日まで、千葉・幕張で開催された「東京オートサロン2026」にて、BMW「M2」のハイパフォーマンスモデル「M2 CS」のBMW Mパフォーマンスパーツ装着車両を日本初公開しました。
すでに即完売とも噂される注目モデルの実車展示に、会場では熱い視線が注がれていました。
BMW MがBMWのモータースポーツ活動で得たノウハウを投入して開発したMモデルは、多くのファンを魅了しています。
ノーマルでも高性能ぶりが最新モデル投入のたびに上乗せされ、以前は武闘派レポーターで鳴らした自分でもサーキットで最速ラップを叩き出すような走りは難しいほど。

それでも、ファンやユーザーの高性能化への期待は止まることを知りません。それに応えて、BMW MはMモデルの高性能版を限定開発してきました。
たとえば、先代(F87型)のM2は2020年にCS(クラブスポーツの略)を60台だけ国内で限定販売。3リッターの直列6気筒ツインターボエンジンは、ノーマルに対して最高出力を40ps向上させ450psを発揮。しかも、30kgの軽量化を実現していました。
さらに、現行(G87型)のM2は2025年10月にCS(今回からコンペティションスポーツの略)を87台だけ国内限定販売。ただ、BMWのホームページにはM2 CSが見当たらないだけに、どうやら即完売だったようです。
エンジンはF87型のCSよりも高性能化されノーマルに対して最高出力が50ps向上して530psを発揮。最大トルクも50Nm上乗せして650Nmに達しています。
最高出力については、同系のS58エンジンを積む現行(G82型)の「M4コンペティション」と同等。ただ、M4の駆動方式はM xDrive(電子制御フルタイム4WD)ですが、M2 CSはノーマルを含め正真正銘のFR。500ps以上を発揮するFRとなると、いまやフェラーリとアストン・マーティンとジャガーだけです。
4WDではなくFRとするメリットは、ドリフト上等な武闘派ドライバーを満足させるだけではありません。そもそも、M4のM xDriveはフロントへの動力配分を切断しリアだけで駆動するFRモードがあります。でも、正真正銘ではありません。
なぜかといえば、フロントに駆動力を分散するためのユニット追加により重量が増すからです。
そのため、ノーマルのM2はM4と比べると60kgの軽量化を実現しています。しかも、CSのエクステリアはルーフやリアのディフューザーが軽量かつ高剛性なCFRP(カーボン繊維強化樹脂)製。リアエンドを高く反り上がらせたCS専用デザインのトランクリッドもCFRP製です。
インテリアでは、薄型構造のMカーボンファイバーバケットシートもその名の通りにCFRP製。センターコンソールも、CFRP製に変更されています。こうしたCFRP製パーツの採用などにより、M2 CSはノーマルに対して30kg軽量化し車両重量は1700kgとなっています。
実は、M4はCSに先行して2022年に「CSL」を投入しています。CSLは、コンペティションスポーツライトウエイトの略。実際に、ノーマルに対して約100kgの軽量化を実現しています。ということは、M2にもCSLが追加される……かもしれませんね。
そんな期待を満たすための別の方法として、BMWは特別なパーツを用意しています。それが、2012年から各モデル向けに用意されているBMW M パフォーマンスパーツです。
BMWの正規ディーラーで購入および装着ができ、保証の対象にもなっています。単なるアクセサリーではなく、いわばメーカー保証つきのチューニングパーツです。
例えば、CFRP製のエアロパーツはミュンヘンのBMWエアロダイナミックテストセンターで効果を実証。スポーツマフラーやスポーツサスペンションまで揃いM2にも用意されています。
先日の東京オートサロン2026では、M2 CSにBMW M パフォーマンスパーツを装着したモデルが日本初公開されました。
今回の展示車両で特に注目すべきは、ボディまわりの造形です。フェンダー上のカバーを含めた前後左右のカーボン製エアロパーツが、迫力をさらに増幅させています。
また、リアビューにも大きな変化が見られます。スタンダードなM2 CSでは左右4本出しだったエグゾーストシステムが、よりセンターにまとまって4本導かれるデザインに変更されました。そして、カーボン製のドアミラーもMパフォーマンス・パーツの特徴的な装備です。
さて、M2 CSは世界でも稀な500ps超えのFRモデルです。ボディサイズは、全長4580mm×全幅1885mm×全高1405mm(専用サスペンションによりノーマルよりも5mm低い)と大きすぎないことも多くのファンを魅了しています。
その圧倒的なパフォーマンスと、特別装備で武装した姿は、オートサロンの会場でもひときわ強いオーラを放っていました。
Writer: 萩原秀輝
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。在学中からフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、同時期にツーリングカー・レースにも参戦。豊富なクルマの知識とドライビング理論を活かし、自動車メーカーなどが主催する安全運転教育の講師を数多く務めた経験を持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。





























































