なぜ「ホンダの技術」マネされない!? 他メーカーが“採用できない”理由とは? 独自開発の「センタータンクレイアウト」スゴすぎる!
ホンダの独自技術のひとつに「センタータンクレイアウト」というものがあります。他社では導入されていないこの技術はどのようなものなのでしょうか。解説します。
ホンダの独自技術のひとつに「センタータンクレイアウト」というものがあります。他社では導入されていないこの技術はどのようなものなのでしょうか。解説します。
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かつて、ほとんどの車の燃料タンクは車体後部(トランクルーム・荷室の真下)にありましたが、追突事故での車両火災の危険性が高かったために現在の後軸直前にされたようですね。
たしかにセンタータンクレイアウトはメリットが多いということは理解できますが、ひとつ気を付けなければならないことは、全軸と後軸の中間に位置するので、最低地上高に余裕のない(ランプブレークアングル値が悪い)車種が不整地を走行する場合には、燃料タンクをヒットさせやすいことです。
燃料タンクの破損は、火災等の重大事故の危険だけでなく、燃料もれにより走行不能に陥る可能性もあるために、人里離れた土地を走行する機会の多いクロスカントリー車(ランクルやジムニー等)は「タンクガード」や「デフガード」を装着する方も多いです。
真似する意味も必要もないから。
ホンダと言う会社は当初から革新的なオリジナルティーにこだわった会社です。
それが創業者の本田宗一郎の信念でした。そこには先行メーカーと同じ事をやっていては成長は無いとの思いが有ったかと思います。早くから社員の工夫力を養う技術コンペをやっていた事でも伺い知れます。
トヨタは昔から営業のトヨタと言われるように、コスト力、営業力に重きを置いた会社と言えます。
さる元トヨタの幹部だった人から聞いた話で、下請け会社が営業に来て、当社はこれこれの技術に長けていますとかの利点を餌に持ってくるが、そう言う下請けに対して要求したのはまずコストだと。
この値段で出来るならもう一度来なさいと、突っ返したとのエピソードが有りました。
いくら優れた物でもコストが高ければ絶対に使わないのがトヨタ流だったようです。
現在は変ったのかどうか?