ヨコハマの最新スタッドレスタイヤはなぜ氷路面でも安心? 「アイスガード7」をテストコースと過酷な冬道で試してみた
いま、春夏秋のドライ・ウエット路に加え、冬の雪道にも対応するオールシーズンタイヤが流行の兆しをみせていますが、日本の冬の道で一番怖いのはアイスバーンと呼ばれる氷路面で、降雪地域ではこのアイスバーンに対応したスタッドレスタイヤが必須です。そんなスタッドレスタイヤのなかでもアイスバーン性能に定評のあるヨコハマの最新スタッドレスタイヤ「アイスガード7(セブン)」の実力を北海道・旭川で試してみました。
冬の旭川は走ったことがないですが、岩手県の滝沢市は相当ヤバイです。そのテストコースのようなアイススケートリンク状態です。青森県の八戸市のブラックアイスバーンが最凶かと思っていたけど滝沢の路面は凶器です。4WDでも発進と制動時に横滑りします。
ブリジストンは北海道・東北装着率ナンバーワンというウリでしたけど、最近はよく分かりません。なにせ効くけど高すぎるからです。
一時期、タイヤの値段が急上昇した年に、ブリジストンは市場価格が倍近くまで跳ね上がったことがあります。(145/80-R12-6Pで実質4本2万→4万へ。タイヤ専門店にて履き替え、アライメント調整、廃棄込み)
北国ですと春でも急にドカ雪があるため道路が乾燥しててもスタッドレスは4月中旬まで履いていることもあり、減りが早いです。早めに装着して初夏ギリギリまで履き1シーズンで履き潰すか、良くて2シーズンで買い替えます。雪国では市街地は良くても山間部はまだまだ雪があるのでどうしても減ります。
過去にダンロップを履いた時、長持ちはするけどゴムが硬くて圧雪もアイスバーンでは殆ど効かないということがありました。それから十数年後。流石に他社並みに性能がアップしているだろうと試しに履き替えたところ、全く進歩しておらず、性能はスタッドレスではなく性能が悪いオールシーズンという印象。今後、ダンロップの冬タイヤは買うことは無いでしょう。
それまではブリザック愛好者でしたが、たかが軽バンのタイヤに4万円も掛ける気はなくヨコハマに変更しました。結果は良好で、かつ値段も例年に近い(1万6千円→2万円ほど)ということでそれ以降は冬タイヤはヨコハマだけです。
性能だけならブリヂストンでしょうけど、ヨコハマは効きが想像以上に良く価格も安いということでコスパが非常に高いタイヤです。ダンロップはこちらではダメロップと言われるほど嫌われていて、減りが遅いという利点のみ評価され大型トラックなどで使われている事が多いです。もちろん、ドライバーからは不評ですが、車載器の運転評価は急発進・急加速・急制動・急停車を減点対象にしているためダンロップのタイヤではそれを行なえないため、会社としては利点があります。ただ、普段の運転成績よりも事故を1度でも起こされる方がもっと問題なので、効きの向上も期待したいところ。