高額買取・査定が狙えるクルマってどんなクルマ?
同じクルマでも、売却の時期やクルマの仕様、カラー、状態などで買取価格には大きな違いが出ます。高額でクルマを売却するには、買取・査定のトレンドを意識して、どのような点に気をつければ良いのか。買取査定のコツや注意点を紹介します。
高額買取・査定が狙えるメーカーは
国産メーカーは
ここでは高額査定が狙えるメーカーについて解説していきます。まずは国産メーカーです。
国産メーカーの中では「トヨタ車」は人気の車種を多くラインナップしていることから、高額査定が狙いやすい国産車メーカーのひとつといえます。また、品質についても好評で、耐久性にも優れていると評されています。耐久性に優れているということは、維持費を抑えやすいということにも繋がるため高額査定が引き出しやすくなります。
トヨタ車以外では「ホンダ車」や「日産車」も流通台数が多く、安定した市場人気があることから高めの査定額が見込める国産車メーカーです。流通台数が多い車は中古車としての需要が高くなり、査定額も伸びやすい傾向にあります。海外で人気のクルマを展開しているメーカーのモデルは、多走行距離や年式が古くても査定額が付きやすい特徴があります。
輸入メーカーは
輸入車の査定基準は国産車とは異なります。国内市場では新車価格が高額な割に全体的に査定額が低くなる傾向にあります。「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」などは、車種のラインナップが多数用意され、国内での流通台数が比較的多いため高額査定が狙いやすい輸入車メーカーといえます。
また、通常の査定とは別格になりますが「フェラーリ」や「ランボルギーニ」、「マクラーレン」といったスーパーカーを販売しているメーカーは、車種の希少価値が高いため、問題なく高額査定が出るメーカーとなっています。輸入車の売却先で高額査定を狙う際には、販売ルートを多く持っている、輸入車を専門で買取をしているなどの特徴を持つ店舗であれば、高額査定が狙いやすくなるので、そのような店舗を利用することをおすすめします。
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高額買取・査定が狙えるタイプは
ボディタイプと注意点
高額査定を引き出す上で、ボディタイプも重要な要素になります。市場人気が高いクルマや安定した人気があるクルマでも、ボディタイプによっては、金額に大きな差が出ることもあるため、クルマの所有には、その時折々のトレンドなどを考慮することは必要です。
現在(2021年10月)のトレンドとして人気が上昇しているボディタイプは、使い勝手に優れた「SUV」やファミリー層から人気がある「ミニバン」となります。ただしSUVは山道や林道などアウトドアをメインとしたハードな使い方をしてしまうと、車両の劣化などが顕著になる恐れもあるので、マイナス査定に繋がりますので注意してください。
ファミリー層で使うミニバンは、少人数で使うクルマと比べて内装の汚れや外装の細かな傷が付きやすいことを注意してください。いくら市場人気が高いボディタイプのSUVやミニバンであっても、使い方次第で買取額が大きく変わってきます。クルマを日常的に使いながら気を遣うのは難しいとは思いますが、頭の片隅に手放すことも入れておきながらクルマと付き合っておくと、しっかりと高額査定を引き出せることになるでしょう。
駆動方式と注意点
日本特有の見方にもなりますが、クルマの利用が週末やレジャーがメインとなる人が多いことから、高額査定が出るのは2WD車より4WD車の方が高額買取・査定が狙いやすいといえます。もちろん走行性能を重視するクルマの場合という前提にもなります。
SUVやクロスカントリー車といったボディタイプであれば、駆動方式が4WDのクルマは買取・査定で高額が狙いやすいでしょう。人気とはいえもちろん注意点もあります。まず2WDに対して4WDは全体的に燃費性能が低くなります。少なからず燃費を重視するモデルであれば、2WDの方が査定額は高額になりやすいでしょう。
エンジンと注意点
ガソリン車とハイブリッド車、EV(電気自動車)など、パワーユニット別に比較した場合、現在の買取市場としては「ハイブリッド車」の人気が国内市場では高くなる傾向です。燃費性能が高く、エコカー減税が適用されることで維持費を抑えられる等、日々のランニングコストなども高額査定となる理由にひとつです。ただし、走行性能を重視するクルマの場合、エンジンの出力が高いガソリン車の方が査定額は伸びやすい傾向にあります。
また、現段階でEV車は流通台数が少なく、インフラ設備も拡大の途中といえ、ガソリン車やハイブリッド車と比較して高額な査定が付きづらくなっています。走行距離によっては駆動用バッテリーの劣化は避けられず、査定額にも大きく影響してしまいます。
ただし、あくまでも現状の話となるので、今後、バッテリーの改善や充電設備などがさらに充実してくれば、買取市場でも人気となり高額査定が見込めるようになるでしょう。
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高額買取・査定が狙える車種は
査定をする車種で年式が新しいクルマは、買取市場でも人気が高い傾向にあり、査定額も伸びやすいといえます。国産車は6年から8年ほどの周期でフルモデルチェンジを実施することが多く、とくに新型車の場合は高額な査定額が付きやすくなります。
一方で、型落ちとなるモデルは、新型車と比較すると査定額が低下する傾向にあります。フルモデルチェンジが近いと予想されるクルマは、査定額が低下していくことが多いといえるでしょう。
型落ち車を買取・査定する
年式が古い型落ちとなるクルマの場合でも、耐久性が高いクルマや海外で人気があるクルマは買取・査定で高額が狙いやすいといえます。トヨタ「プリウス」やホンダ「フィット」などは型落ち車でも査定額が付きやすく、整備状態によっては高額買取・査定が狙える車種です。型落ちのクルマは基本的に査定額が低くなるため、査定を受ける際には内装・外装を整えたり、故障箇所を修理したりするといった工夫を施すことが、査定額を伸ばすポイントになります。
旧車を買取・査定する
生産・販売が終了してから、かなりの年月が経過しているクルマを売却する場合、旧車を専門に取り扱う買取店で査定を受けることをおすすめします。希少価値がある旧車であれば高額査定が見込めますが、旧車の取扱実績がない店舗では、相場に対して正確な査定額が付けられないリスクがあります。
また、古いクルマの場合は純正パーツの一部が欠品しているケースもあります。そうなると買取後の修理などが難しいため、買取額が付けられないこともあるので注意が必要です。旧車の場合、販売当時は低人気だったクルマも、長い年月を経過することで改めて人気が見直されることも多々あります。旧車だから、人気が無かったからと諦めず、まずは査定を受けてみることをおすすめします。
高額買取・査定が狙えるグレード
高額の買取・査定が狙えるグレードとして、上級グレードや標準グレードが挙げられます。上級グレードは装備品が充実しており、買取・査定で高額が狙いやすいといえます。昨今の標準グレードも一般的な装備は問題なく備えているので査定額は付くでしょう。
一方で新車価格が安価なエントリーモデルや下級グレードは、装備の面から中古車市場で人気が低い傾向となってしまいます。ナビが付いてない、アルミホイールではないなど、市場のニーズから離れてしまうと査定額も上がりづらいというのが現実です。
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高額査定が狙えるボディカラーは
確実に買取・査定が高額になるボディカラーは?
ボディカラーが「ホワイト(白系)」や「ブラック(黒系)」のクルマは、中古車市場でも需要が多いため、査定額が上がりやすいといわれています。また、年齢層が固定されず、幅広い層が乗れるボディカラーの場合も買取・査定額で高額が狙いやすいクルマです。基本的に中古車市場で人気があまりないボディカラーであっても、メーカーやクルマのイメージカラーの場合は高額での買取・査定が見込めます。
例えばスポーツカーであればレッド(赤系)やブルー(青系)などの派手めの色がそれに当たります。女性の利用が多い軽自動車であれば、パステル系のボディカラーが人気を集めているので、女性に好まれるカラーは高い査定額となる傾向にあるようです。
2トーン・3トーンは買取・査定額に違いはある?
ボディカラーに2色や3色のカラーを使用している場合、クルマによって査定額に違いが生じることがあります。軽自動車はデザイン重視の「2トーン、3トーンカラー」が買取・査定で高額が出る対象になりやすく、普通車は単色の方が査定額は高くなる傾向にあります。
オプション(有償)カラーは買取・査定額に違いはある
パール塗装やメタリック塗装といった、オプションカラーを施したクルマは市場人気が高く、買取・査定で高額が見込めるボディカラーのひとつです。パールやメタリックの塗装にはクルマの耐候性を向上させる効果もあるため、オプションカラーを選択することは査定額のアップにもつながる方法だといえます。
オールペイントは高額で買取・査定してくれる?
購入後にクルマをオールペイント(再塗装)した場合、塗装の質によっては査定額が低下してしまうリスクがあります。中古車市場で人気が高いボディカラーに塗装した場合でも、塗装のクオリティによっては査定額を下げてしまう可能性があります。
ちなみに、クルマのオールペイントをディーラーや塗装専門店などに依頼した場合、ボディの大きさやどこまで念入りに塗装するかで、20万円から100万円くらいまで費用に大きな幅があります。決して安い費用ではなく、クルマの査定額が下がることも多いため、オールペイントをするかどうかは、後の買取を視野に入れたうえで実施することをおすすめします。
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