10年選手のトヨタ「アクア」は「ヤリス」と戦える? 同門コンパクトカーの違いとは
トヨタは多くのモデルをラインナップしていますが、コンパクトカーでは「ヤリス」と「アクア」という似たようなパッケージングのモデルが共存しています。ヤリスとアクアの違いはどのようなものなのでしょうか。
トヨタのコンパクトカー「ヤリス」と「アクア」の違いは?
国産自動車メーカーのなかで、もっとも多くの車種をラインナップしているのはトヨタです。
SUVやミニバン、セダン、コンパクトカーなど、さまざまなカテゴリで複数の車種を用意。姉妹車の関係にある「アルファード/ヴェルファイア」や「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」などは、将来的に統合されるとみられています。
コンパクトカーも複数の車種が販売されており、なかでも似たようなパッケージングのモデルとして「ヤリス」と「アクア」が共存しています。
ヤリスは2020年2月に登場。フルモデルチェンジを機に、前身の「ヴィッツ」から、グローバルで用いられていたヤリスに車名が変更されました。
一方のアクアは2011年12月に登場。マイナーチェンジや改良などを繰り返し、10年を迎えたロングセラーモデルです。
アクアのフルモデルチェンジのウワサも聞こえ始めていますが、改めてヤリスとアクアの共通点や違いを検証してみます。
ヤリスとアクアの外観デザインは、大開口のフロントグリルやシャープな形状のヘッドライトなど、共通点が多いのですが、これはトヨタの「キーンルック」というデザインコンセプトをベースにしているためです。
新型ヤリスはいまにも走りだしそうな躍動感のあるスタイルを採用。アクアはコンパクトハッチバックの王道ともいえる親しみやすいスタイルです。
ボディサイズはヤリスが全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm-1515mmなのに対し、アクア(クロスオーバー除く)は全長4050mm×全幅1695mm×全高1455mmと、アクアは全長が110mm長く、全高が45mm-60mm低く設定されています。
内装デザインは両車で異なります。ヤリスはインパネをより薄くワイドな形状とすることで、広さを感じられ運転に集中できる空間としました。また、小径化されたハンドルがスポーティさを演出するとともに、最近のトレンドともいえる大型ディスプレイも採用しています。
一方のアクアは、ピアノブラックやシルバーアクセントを施した内装で、洗練さと上質さを両立。センターメーターを採用しているのも特徴のひとつです。
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ヤリスとアクアの共通点として、派生モデルが存在していることも挙げられます。
ヤリスの派生モデルとして、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」とスポーツ4WDの「GRヤリス」をラインナップしました。
アクアにはSUV風に仕立てたアクティブな「アクア クロスオーバー」や、スポーティグレードとして「アクア GRスポーツ」が設定されています。
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