アウディ 90解説

アウディ90はアウディが1984年から1991年まで販売していたセダンです。同車は、1991年のフルモデルチェンジ時に、アウディの小型乗用車である「80」に統合され、90の名称が事実上消滅しました。一方、北米においては後継の「80」を90という名称で1995年まで販売していました。

エクステリアは、流麗なフォルムが目を引き、フォグランプ一体型ヘッドランプや大型リアコンビネーションランプが特徴。エアロダイナミクス技術も取り入れ、Cd値0.31の空力特性を実現しており、この空力的に優れたボディは高速域でも静かで安定した走りを提供してくれます。

ボディサイズは全長4404ｍｍ、全幅1695ｍｍ、全高1397ｍｍで、ホイールベースは2540ｍｍです。ボディタイプは4ドアセダンのみの設定となっています。

パワートレインは、2リッター直列4気筒SOHC、2.2リッター直列5気筒SOHC、2.3リッター直列5気筒SOHCののガソリンエンジン3種類を用意。組み合わされるトランスミッションは、4速AT及び5速MTから選択が可能です。駆動方式はFFとフルタイム4WDの「クワトロ・システム」の2種で、サスペンション形式は、フロントは全車にマクファーソンストラット式を、リアはFF車にはトレーリングアーム式を、クワトロ系にはマクファーソンストラット式を採用しました。

現在、90は市場に出回る台数が少ない状態となっています（2020年6月調べ）。もし購入を検討されている方は、90の物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。