ハイエースユーザー必見! トーヨータイヤのビジネスバン専用オールシーズンタイヤ「セルシアス・カーゴ」で冬道を走ってわかった性能とは【PR】

TOYO TIRES(トーヨータイヤ)の「CELSIUS(セルシアス)」は、2015年より北米や欧州で投入されたオールシーズンタイヤです。2019年に日本でも発売され当初はSUV用サイズのみでしたが、2020年に乗用車用サイズにも拡大しました。さらに2021年10月には新たにビジネスバン専用となる「セルシアス・カーゴ」が登場しています。そんな最新セルシアス・カーゴの冬道性能はどうなのでしょうか。実際に試してみました。

「セルシアス」に加わったビジネスバン専用オールシーズンタイヤ

 最近、クルマ好きの間でよく話題に上るのがオールシーズンタイヤではないでしょうか。

 オールシーズンタイヤとは、晴れた日のドライ路面や雨の日のウエット路面に加え、雪の路面まで対応したタイヤで、ここ数年さまざまな商品が登場しています。

トーヨータイヤのビジネスバン専用 最新オールシーズンタイヤ「セルシアス・カーゴ」。ハイエースなどに対応する

 オールシーズンタイヤは、冬用タイヤに分類されています。たとえば高速道路で冬用タイヤ規制になったときでも、「スノーフレークマーク」(※)が刻印されたオールシーズンタイヤであれば、スタッドレスタイヤと同様に通行することが可能です。

 じつはオールシーズンタイヤというジャンルは、北米や欧州で人気が広がっています。ドイツなど欧州では、冬には冬用タイヤの装着が法律で決められている国もあるため、現在、補修用タイヤ市場の10%から15%ほどがオールシーズンタイヤとなっているそうで、右肩上がりで成長を続けています。

 トーヨータイヤ「セルシアス」は、2015年に北米をはじめ欧州に投入してきたオールシーズンタイヤで、日本には2019年に登場しています。当初はSUV用の全6サイズのみでしたが、2020年には軽自動車用から乗用車用まで全19サイズに拡大しました。

 そして2021年、新たにセルシアスブランドに追加されたのが、ビジネスバン専用のオールシーズンタイヤ「セルシアス・カーゴ」です。

(※)国連欧州経済委員会に規定されたシビアスノー要件を満たしたタイヤを示す

トーヨータイヤのビジネスバン専用 最新オールシーズンタイヤ「セルシアス・カーゴ」

 セルシアス・カーゴは、乗用車用セルシアスをビジネスバン向けにアレンジして開発された商品で、タイヤサイズは195/80R15 107/105N LTの1サイズ。これはトヨタ「ハイエース」や日産「NV350キャラバン」など商用車に対応します。

 今回はハイエースの4WD車に装着し、初冬の北海道の一般道で走行します。タイヤ空気圧は車両指定(軽積時)の前後350kPaに合わせました。

※ ※ ※

 セルシアス・カーゴのトレッドパターンを見ると、イン側(タイヤ内側)とアウト側(外側)でパターンの異なる「非対称パターン」を採用しているのが特徴です。

 多くのオールシーズンタイヤは、Vシェイプと呼ばれる左右対称パターンとなっていますが、セルシアス・カーゴは3本のストレートグルーブを配置。イン側では細かいサイプやスノーのトラクションを高めるジグザグブロック、排雪性能に寄与するスラッシュグルーブなどでスノー性能重視のパターン、アウト側はブロック剛性を高めてドライ/ウエット性能重視のパターンです。

トーヨータイヤ「セルシアス・カーゴ」のトレッドパターン。写真右側がイン側で左側がアウト側。左右非対称パターンを採用

トーヨータイヤ「セルシアス・カーゴ」のサイドウォールに描かれたピクトマーク。ドライ性能を表す「太陽」、ウエット性能を表す「傘」、スノー性能を示す「雪」が記される
「スノーフレークマーク」は、国連欧州経済委員会に規定されたシビアスノー要件を満たしたタイヤであることを示している。つまり、冬タイヤの証ということだ

 さらにサイドウォールは、外傷からの保護を目的としたバッドレスデザインを採用しています。

 サイドウォールには冬用タイヤの証である三角形の「スノーフレークマーク」や「M+S」などのマークが刻まれています。さらにドライ性能を表す「太陽」ウエット性能を表す「傘」、スノー性能を表す「雪」の3つのピクトマークが刻印されているのも特徴です。

※ ※ ※

 まずは北海道・苫小牧市の街中で走行します。この日の天気は晴れで、外気温計は12月としては暖かく7℃を示しています。路面は完全にドライでした。

 空気圧が通常の乗用車よりも高いために路面のギャップを拾いますが、それは商用車用の夏タイヤも同じ。つまり冬タイヤのオールシーズンタイヤを履いているという感覚はありません。

トーヨータイヤ「セルシアス・カーゴ」を装着したトヨタ・ハイエースで一般道を走行。コーナーでも素直なハンドリングだ

 そこから占冠ICまで道央自動車道、そして道東自動車道という高速道路を走行します。外気温計は4℃まで下がりましたが、道路脇に先日降った雪が残るくらいで、路面は完全にドライです。

 セルシアス・カーゴを履いたハイエースは商用車ということもあり、100km/hで走行すると風切り音やエンジン音、路面凹凸を拾った突き上げ時のボディのきしみ音など、かなりのノイズが車内に入ってきます。

 そんななかで高周波の「シャー」というパターンノイズ、「ゴー」というロードノイズを探すのはなかなか難しいのですが、ほかの音よりもタイヤノイズが目立つということはなく、トレッドパターンに細かいサイプが刻まれているにもかかわらず、静粛性も悪くありません。

トーヨータイヤ「セルシアス・カーゴ」を装着したトヨタ・ハイエースで高速道路を走行。タイヤノイズも気にならない

 ハンドルセンター付近の無感領域も適切で、ダルくもなく、かといってシャープすぎることもなく、商用車であるハイエースの走りやすいスイートスポットを狙っていて好印象です。このフィーリングは、長距離を走っても疲れにくいと感じました。

 国道237号線で占冠から富良野方面へ。金山峠という広めのワインディング路をとおります。ここでは路肩の雪が溶けてウエット路面になっている場所がありましたが、気にすることもなくふつうに走ることができました。

» セルシアス・カーゴについてもっと詳しく見る

雪道ではどう? トーヨータイヤ「セルシアス・カーゴ」を画像でチェック!

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