「暴走族・旧車會」への対策を強化する茨城県警! 年末年始にも“検問”を実施! 結果は? 今後の方針も聞いた
茨城県警は、騒音や危険走行を繰り返す「暴走族・旧車會」への対策を強化しています。2025年から2026年の年末年始にも大規模な検問を実施。今後成人式などのイベントに合わせた取り締まりも強化していくとしています。はたしてどのような結果だったのでしょうか。県警の担当者に話を聞きました。
過去には“成人式”の式典会場付近で集団暴走したバイクを検挙した事例も!
茨城県警ではかねてより、暴走族や旧車會による違法行為への対策をおこなっており、年末年始にも県内で検問を実施しています。
県警の担当者に、その結果や今後の方針について話を聞きました。
近年、暴走族のグループ数や構成員数は減少傾向にあるものの、全国では小規模なグループが単発・ゲリラ的に集団での信号無視や広がり走行、蛇行運転などの暴走行為を続けています。
このような道路上での暴走行為は通行車両に危険をおよぼすほか、不正改造された車両が騒音を出すことで周辺住民にも多大な迷惑をかけており、暴走族への対策が強く求められています。

現在、暴走族は「共同危険型暴走族」「違法競走型暴走族」「違法行為を敢行する旧車會員」という3つのタイプに分類されます。
まず1つめの共同危険型暴走族は、爆音をとどろかせながら道路いっぱいに広がり、信号無視や蛇行運転などの交通違反を繰り返して走行する集団のことをいいます。
次に2つめの違法競走型暴走族は、ローリングやドリフト走行などをして一定区間の通過タイムや運転テクニックを競う集団のことで、一般的にはルーレット族、ドリフト族、ローリング族などと呼ばれています。
そして3つめの旧車會(きゅうしゃかい)は、暴走族風に改造した旧型のクルマやバイクを運転する者によるグループで、元暴走族OBが中心となって構成されています。
この旧車會自体は旧車の愛好家も多く、上記2つの暴走族と比べて悪質・迷惑性は低いといわれていますが、旧車會員の中でも違法行為をおこなう者は、暴走族と同様に取り締まりの対象となります。
●年末年始に検問を実施! その結果は?
上記のような現状がある中、茨城県警ではかねてより暴走族や旧車會による暴走行為への対策・取り締まりをおこなっています。
年末年始には旧車會のメンバーが隣接県から茨城県内の景勝地(つくば山や大洗の海など)に来訪する可能性があったことから、県内の道の駅や国道などで検問を実施しました。
このような県警の暴走族・旧車會に対する活動について、茨城県警察本部交通指導課の担当者に話を聞きました。
ーー 年末年始に検問を実施されたとのことですが、どのような結果となったのでしょうか。
今回は雨や雪といった悪天候のためか旧車會のメンバーが来県せず、検挙には至りませんでした。事前にSNS(茨城県警公式X)で取り締まりの強化を告知していたので、そのことが抑止につながった可能性もあります。
ーー 今後の対策や取り締まり方針について教えて下さい。
当県警のホームページでは、暴走族が走行している場所やたまり場など暴走族・旧車會に関する情報提供窓口を設けており、そこに寄せられた情報を分析のうえ、検問や取り締まりといった対策をおこなっています。
ホームページには暴走族・旧車會だけでなく、単発で走る爆音バイクや不正改造バイクの情報提供窓口も設置しています。もしそのような車両を見かけたら、遠慮なく情報提供をしていただきたいです。
また、過去に暴走族が集まったことのあるイベントの際にも検問や取り締まりをおこなう方針です。
今年1月10日~12日の3連休には県内で成人式が開催されますが、2023年の成人式の際には式典会場にバイクが集まり、道路交通法の共同危険行為で検挙したことがあります。そのため、成人式の時期についても対策を実施していく予定です。
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県警の取り締まり活動に対してはインターネット上で「うちの県でも取り締まりを強化してほしい」「コンビニやサービスエリアを大人数で占拠するのも非常に迷惑なので、それについても取り締まってほしいです」など、積極的な対策を求める声が多く寄せられています。
茨城県警のほか、神奈川県警や千葉県警などのホームページでも暴走族の情報提供を募集しています。暴走行為を見かけた際には、これらの情報提供窓口を活用してみると良いでしょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。






















