ダイハツ「“斬新”ドア」の「すごい軽ワゴン」に大注目! “ガッポリ開口”で乗降性サイコー! 軽自動車世界初の「e-SMART HYBRID」搭載車「K-VISION」JMS25公開コンセプトカーとは?

2025年10月29日から11月5日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」のダイハツブースで確かな存在感を放っていた「K-VISION」とは、どのような車両なのでしょうか。

ダイハツ独自のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を軽自動車として初採用

 2025年10月29日から11月5日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」のダイハツブースでは、FRレイアウトを採用した「K-OPEN」のコンセプトモデルが大きな話題を集めました。

 しかし、その隣で確かな存在感を放っているもう一台のコンセプトカー「K-VISION」も、将来の軽自動車の姿を示す重要なモデルとして注目に値します。

 このK-VISIONが提示する最大の価値は、ダイハツ独自のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を軽自動車として初めて搭載している点です。

ダイハツが提案する軽自動車の新スタンダード「K-VISION」コンセプトカー
ダイハツが提案する軽自動車の新スタンダード「K-VISION」コンセプトカー

 このハイブリッドシステムは、エンジンを発電に用い、その電力でモーターを駆動させて走行するシリーズ式を採用しています。これにより、電気自動車特有の滑らかな走りを、充電の手間なく享受できるのが大きな利点です。

 e-SMART HYBRID自体は、すでに小型SUVの「ロッキー」に搭載されていますが、軽自動車向けに新開発された点が異なります。

 発電用のエンジンには排気量660ccのユニットが用いられており、この方式のハイブリッドシステムを搭載する軽自動車は世界初となります。ベースとなっているのは現行のダイハツ軽自動車に搭載されるKFエンジンですが、発電専用に特化したチューニングが施され、効率が約20%向上しています。それに伴い、燃費性能も約20%の向上が見込まれるとのことです。

 クルマ本体に目を向けると、K-VISIONは両側にスライドドアを備えたトールワゴンスタイルとなっています。特に助手席側には、センターピラーレス構造のパノラマオープンドアが採用されており、優れた乗降性を実現しています。そのパッケージングはダイハツの軽スーパーハイトワゴン「タント」を彷彿とさせますが、このモデルがそのまま「次期タント」というわけではないようです。全高も1680mmと、タント(全高1755mm-1775mm)よりも低めに抑えられています。

 デザインは、四角い箱のようなフォルムを基調としながらも、単調にならない絶妙なバランス感覚が光ります。前後のライトから伸びるラインや、ドアパネル下部に設けられた絞り込みが、クルマの個性を明確に主張しています。

 展示車両がまとっていた「ビジョンシルバー」という特別なボディカラーは、キャラクターラインが生み出す陰影を美しく見せるものでした。素材の質感を残しながらも金属的な冷たさを感じさせない、温かみのある色合いが印象的です。

 インテリアは、シンプルで直感的に操作できる運転席周りが特徴です。棚のような形状のインパネは、使いやすさを感じさせるデザインとなっています。また、ターコイズのアクセントカラーが効果的に用いられ、シンプルさの中にも遊び心が加えられています。

 K-VISIONはあくまでコンセプトモデルですが、搭載されている軽自動車用のe-SMART HYBRIDは、間もなく市販モデルへ投入されることが決まっています。この革新的なハイブリッドシステムが、一体どのモデルに初採用されるのか、今後のダイハツからの発表に期待したいところです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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