99万円から! 一番安い「トヨタ車」に人気殺到!? コスパ重視の軽セダン「ピクシスエポック」なぜ好調なのか? “積極的な売り込みなし”でも注文が絶えない意外な理由とは!
一番安いトヨタ車といえば、軽セダンの「ピクシスエポック」です。ダイハツから供給されるOEM車ですが、前年よりも売り上げを伸ばしているのです。一体なぜ人気となっているのでしょうか。
一番安い「トヨタ車」に人気殺到!?
2025年度上半期(4月から9月)の販売実績において、前年同期比で大きく数字を伸ばした車種がいくつか存在します。
スバル「フォレスター」(前年比1.5倍)や「ジムニーノマド/シエラ」(同1.7倍)、さらにダイハツ「ムーヴ/ムーヴキャンバス」(同3.4倍)などがその代表例です。
売れ行きを伸ばした理由はそれぞれ明白で、フォレスターはフルモデルチェンジの効果が大きく、ジムニーシリーズは新たに加わった5ドアボディの「ノマド」が寄与しました。ムーヴシリーズも、新型へ移行したムーヴと従来からのムーヴキャンバスが併せて好調を維持しています。
一方で、好調の理由が一見すると分かりにくい車種も存在します。それがトヨタの軽自動車「ピクシスエポック」です。同車の2025年度上半期における届け出台数は、前年同期の1.5倍へと急増しました。

この状況について販売店へ尋ねたところ、以下のような回答が返ってきました。
「ピクシスエポックは、『ハイエース』などを所有する法人のお客様が営業車として導入されるケースが大半です。ダイハツからのOEM供給車ということもあり積極的な販促は行っていませんが、安価な軽自動車を求める層には根強い需要があります」
実際にピクシスエポックの価格は99万2200円から144万6500円(消費税込)に設定されており、現在販売されているラインナップの中で「一番安いトヨタ車」でもあります。この圧倒的なコストパフォーマンスこそが、ビジネスユースで支持される最大の理由と言えるでしょう。
では、なぜピクシスエポックの台数は1.5倍にまで跳ね上がったのでしょうか。
その背景を知るには、前年(2024年度上半期)の推移をさらにその前年(2023年度上半期)と比較して紐解く必要があります。
実は2024年度上半期の販売台数は、2023年度同期比で60%という低い水準に留まっていました。時系列で追うと、2023年度の5384台から2024年度には3211台へと落ち込み、2025年度に4852台まで盛り返したという流れです。つまり、2025年度の「1.5倍」という数字は、大きく落ち込んだ前年度から元の水準へ戻ったに過ぎないことが分かります。
それなら、なぜ2024年度は60%も減少したのでしょうか。そこには2つの要因が隠されています。
一つは、製造元であるダイハツの認証不正問題により、車両の生産や出荷に影響が出たことです。ベース車のダイハツ「ミライース」を含むピクシスエポックの出荷停止期間は比較的短期間でしたが、それでも年度の届け出台数には影を落としました。
もう一つは、統計上の分類です。2023年7月までの「ピクシス」には、ダイハツ「キャスト」をベースとした「ピクシスジョイ」が含まれていましたが、同モデルの販売終了に伴い、ピクシス全体の台数が押し下げられました。

















































