トヨタの5人乗り「クラウン“ランドクルーザー”!?」がスゴい! タフな「黒フェンダー」×全長4.9m級の「堂々サイズ」! 精悍カスタムされたクラウンクロスオーバー「MTGクラウンクロス2023」に注目
2024年4月に登場したトヨタ「クラウンクロスオーバー」の特別仕様車「RSランドスケープ」は、オフローダー風に仕上げられたカッコいいクルマでしたが、このクルマに瓜二つのカスタマイズカーを、発表の1年前に「東京オートサロン」へ出展していたトヨタディーラーがありました。どのようなクルマなのでしょうか。
「クラウン=高級車」のイメージを覆す「精悍カスタム」モデル
2024年4月、トヨタが「クラウンクロスオーバー」をオフローダー風に仕上げた特別仕様車「クラウンクロスオーバー RSランドスケープ」が、「まるでランクル(ランドクルーザー)のようにタフなクラウンだ」と話題を集めました。
しかしその発表1年前、あるトヨタディーラーが非常によく似たクルマを「東京オートサロン」へ出展していました。どのようなクルマだったのでしょうか。

クラウンクロスオーバー RSランドスケープは、クラウンクロスオーバーをオフローダー風に仕上げた特別仕様車です。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1880mm×全高1565mm。クラウンクロスオーバーの「RS」グレードをベースに車高を25mmアップし、ホイールアーチにスクラッチガードの役目を持つオーバーフェンダーを装着したうえ、タイヤは18インチのオールテレインタイヤに履き替えられています。
さらにマットガードやトーイングヒッチなどのオフロード系装備を特別に備え、2024年いっぱいの受注に限り生産をする期間限定モデルとなっていました。
「クラウン=高級車」という世間一般のイメージとは真逆の、ランクルのような本格オフローダーの“雰囲気”をまとったモデルで、降雪地域では172mmに拡大した最低地上高は結構役に立つ存在かもしれません。
発表当時の広報写真では、ルーフキャリアを付けた姿も印象的でした。
2024年に登場したクラウンクロスオーバー RSランドスケープでしたが、筆者(赤羽馬)には初めて見るクラウンクロスオーバーの姿ではなかったのです。
同じようなクラウンクロスオーバーの姿を、2023年の「東京オートサロン」で見ていました。
カスタム仕様のクラウンクロスオーバーが展示してあったのが、オートサロン常連のトヨタディーラー、宮城トヨタグループ(通称MTG)のブースでした。
車両名は「MTGクラウンクロス2023」で、カスタマイズテーマはずばり“ワイルド”です。
ホイールをインチダウンし、ホワイトレターのタイヤを履かせたこの安定感のある足回りに、赤のブレンボ製キャリパーとビッグローターの存在が際立ちます。
おそらく当時世界初となる新型クラウン向けのブレンボ製ブレーキはもちろんワンオフ。何度もフィッティングを繰り返す苦労はあったものの、満足のいく仕上がりになったと担当者は話してくれました。
このクラウンクロスオーバーのカスタマイズコンセプトは「ロングツーリング」です。
舗装路はもちろん、舗装の弱い道路でも、しっかりと走破できるクラウンを目指してカスタマイズを行ったといいます。
車名の「クロスオーバー」の部分に特化し、開発を続けてきた結果が形になっています。
担当者は「タイヤサイズやブレーキの変更をしても、走行や車検などには支障が無いことを知ってもらいたいし、ディーラーでもここまで相談に乗ってくれるというイメージを、MTG全体に定着させていきたい」と、今後の展開も語ってくれました。
オートサロン会場に展示されていたモデルは、ボンネットをカーボンシートでブラックに塗り分け、ルーフキャリアを装着し、レイズの18インチホイールにトーヨータイヤのオフロードタイヤ「オープンカントリー」を装着していました。
その姿は、まさにのちの“ランドスケープ”そのものといって良いでしょう。
MTGとしては、メーカーから特別仕様車の発売を知らされていたわけではなく、まさに偶然の一致という訳です。
しかしながらトヨタが魅力的に感じ、特別仕様車にまで設定したモデルの原型ともいえるクルマを、登場の1年も前からオートサロンに出していたというのはまさにお見事なのです。
2026年1月開催の東京オートサロンにも出展してくるという宮城トヨタグループ(MTG)が作り出す、新たなカスタマイズカーから引き続き目が離せません。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。







































