「あわや大惨事…」 高速道でトラックが「ノーブレーキ“突入”」映像公開 トラックドライバーに「免許返納レベル」「命を預かっている自覚が足りない」と厳しい意見 「支援機能の過信」にNEXCOが警鐘
NEXCO中日本は、公式SNSで【規制内突入 事故】と題した動画を投稿し、注意を呼びかけています。
作業員に突進であわや大事故に
高速道路の工事規制箇所へクルマが進入する事故が急増しています。NEXCOによると、2020年度には704件だった事故件数が、2022年度には1475件と、わずか2年で2倍以上に増加しました。
中には、作業員がはねられて亡くなるという重大な事故も発生しており、深刻な問題となっています。
その危険な実態を捉えた映像が、2023年11月に撮影され、NEXCO中日本の公式SNSで投稿されました。場所は日中の新東名高速で、交通量は比較的多いものの、流れはスムーズな状況です。
映像はNEXCOのパトロール車両後方に設置されたカメラによるもので、3車線のうち最も右側の追越車線に停車して撮影されています。路上には規制を示す表示板が置かれ、作業員が旗を振っていることから、この先で事故処理のために追越車線を規制していることが分かります。

しかし、映像が始まって5秒ほど経ったとき、状況は一変します。追越車線で旗を振っていた作業員が、迫りくる危険を察知し、一瞬の判断で身を翻して中央分離帯へと緊急退避しました。その直後、1台の大型トラックが猛スピードで規制内に突っ込んできたのです。
トラックは表示板をなぎ倒しながら、規制されているはずの追越車線を突き進みます。作業員とはまさに一触即発の状態で、幸いにも接触は免れましたが、トラックは中央分離帯側にはみ出しながら走行を続けています。
運転手はクルマの運転支援機能に頼って居眠りをしていたのでしょうか。あるいは、よそ見をしていたとしても、あまりに時間が長すぎます。トラックはブレーキをかける様子もなく、走行車線を走る他のトラックとほぼ同じ、時速80km/h程度のスピードで撮影車両に迫ってきます。
次々と表示板を破壊したトラックは、ついに撮影車両の目前まで接近。ここでようやくブレーキを踏んだようで、第二走行車線と追越車線をまたぐ形で停止し、追突という最悪の事態はかろうじて回避されました。
この映像の左端には、別の工事車両と5人のNEXCO隊員の姿が映っています。もしトラックがそのまま中央分離帯側を直進していたら、この車両と作業員たちに突っ込み、大惨事につながっていたことは間違いありません。その後、トラックは後退して追越車線上に停車し、事故処理が行われたと見られます。
通常、工事や事故の規制現場の手前には、コーンや発煙筒が設置され、さらにその前から「1000m先工事」や「この先事故 走行注意」といった案内が出ているため、規制現場への突入は考えにくいものです。
この動画に対し、NEXCOは運転支援機能に頼りすぎることへの警鐘として、次のようなコメントを寄せています。
「近年はオートクルーズコントロール機能が多くの車両に取り付けられています。特に高速道路では運転の負担軽減につながり便利ですが、矢印板などの規制器材の認識が困難な場合もあります。オートクルーズコントロールや衝突回避などの運転支援機能に過信することの無いように運転をお願いします」
NEXCOは投稿で改めて、「規制箇所では、標識や看板の案内に従い、余裕を持った進路変更や十分な車間距離の確保など、安全な走行をお願いします」と、ドライバーに強く注意を呼びかけています。
この事故に対し、ネットやSNS上では、職業ドライバーとして、規制看板や誘導員の存在を完全に見落としていることに対し、「免許返納レベル」「命を預かっている自覚が足りない」といった厳しい意見が目立ちます。
また、「間一髪で避けた作業員さんの心境を思うとゾッとする」「あんなに大きく誘導していても突っ込まれるなら、どう防げばいいのか」と、現場の過酷さと危険性に同情が集まっています。

























































