スズキの「2人乗り“ジムニー”トラック」がスゴい! 丸目「レトロ顔」×本格四駆「タフ仕様」で超カッコいい&めちゃ「積める」! ひろびろ荷台付きの斬新「実用」モデル「シエラ ピックアップ」とは
スズキが2019年の「東京オートサロン」に出展した斬新なコンセプトモデル、「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」とは、いったいどのようなクルマだったのでしょうか。
「市販化」が期待される精巧な仕上げにも驚く
毎年1月に開催されているカスタムカーのイベント「東京オートサロン」。この会場で2019年にスズキから発表されたのが、「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」でした。
どのようなコンセプトモデルだったのでしょうか。

スズキの「ジムニー」シリーズは、コンパクトなボディサイズながら、本格的なオフロード走行を楽しめる四輪駆動車として、1970年の誕生以降、多くのファンに支えられています。
現行型は軽自動車のジムニーと小型車の「ジムニーシエラ」、そして5ドアとして待望の登場を果たした「ジムニーノマド」の3種類です。
ちなみに、今回紹介するジムニーのピックアップスタイルですが、実際に初代と2代目のジムニーには、「ピックアップトラック」仕様が存在していました。
初代モデルは海外専売でしたが、2代目モデルは日本市場にも導入され、「ジムニー1000ピックアップ」として1982年から発売されていたのです。
そんな2代目ジムニーへのリスペクトか、2019年のオートサロンに登場したのが、今回紹介するジムニーシエラ ピックアップスタイルでした。
ジムニーシエラのキャビン後方をカットし、スズキの軽トラック「キャリィ」用の荷台を流用・加工した上で取り付けて、ボディ全長は300mm延長されています。
こうしたスタイルになると、アウトドアユースで汚れたものなどを車内ではなくピックアップの荷台へ気軽に載せることができ、遊びの使い方がより広がるのではないでしょうか。
エクステリアにはタフな見た目を印象付けるパーツが目白押しです。
フロントグリルにはジムニー伝統の5スロットグリルではなくメッシュ式を採用。SUZUKIの横文字エンブレムがレトロな雰囲気も醸し出します。
また、サイドやリアにはウッド調のパネルが装着されてアウトドアの雰囲気をより一層高めました。
乗り降りに便利なサイドステップも装着し、ユーティリティ性能も抜群です。
インテリアは黄色いシートに赤いチェックを組み合わせた色使い。エクステリアに負けない遊び心が、車内にも広がっています。
待望論が大きかった5ドアジムニー(ジムニーノマド)がやっと登場した2025年。
ジムニーシエラ ピックアップスタイルが登場した東京オートサロン2019の会場では、同様に「市販化してほしい」という声が数多く集まっていました。
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ジムニーノマドの市販化と同様に、ジムニーシエラ ピックアップスタイルにも市販化が待ち望まれています。
ショー用のカスタマイズと思いきや、軽トラの荷台を流用するなど実際にはかなり現実的な造りだっただけに、スズキなら本気で市販化しそうで、否が応でも期待が高まります。
もしピックアップが登場すれば、約40年ぶりの設定となります。これからも、ジムニーの新たな展開から目が離せません。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。


































































