「もう商用車に見えない!」トヨタ新「ハイエース」に“賛否両論”の反響殺到!「正常進化って感じだね」「“観音開きドア”は使い勝手が…」の声も! “全長5.2m”ビッグボディ採用した「商用バンの皇帝」最新豪州モデルとは!
日本仕様とは全く異なる姿へと進化を遂げた海外仕様のトヨタ「ハイエース」。その高い完成度に、遠く離れた日本のファンからも熱い視線が注がれています。
「もう商用車に見えない!」トヨタ新「ハイエース」に“賛否両論”!
日本の商用車市場において“絶対的な王者”として君臨し続けているトヨタ「ハイエース」。
現行モデルである「200系」は、2004年の登場から20年以上が経過しているにもかかわらず、その積載性と信頼性で今なお多くのプロフェッショナルや愛好家から支持されています。
しかし海外の市場に目を向けると、ハイエースは日本仕様とは全く異なる姿へと進化を遂げています。

タイやオーストラリアなどのグローバル市場では、プラットフォームを刷新し、エンジンスペースを前方に配置したセミボンネット型の「300系」が主流となっており、2025年8月28日にはトヨタのオーストラリア法人が300系ハイエースの改良モデルを発表。
その高い完成度には、遠く離れた日本のファンからも熱い視線が注がれています。
発表されたオーストラリア仕様の改良モデルは、エクステリアデザインこそ大きな変更はありませんが、中身が大きく進化を遂げています。
特に注目すべきは従来の“商用車”のイメージを超えた先進安全技術の充実ぶりで、トヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能が大幅に強化されました。
具体的には、高速道路などで先行車に追従する「アダプティブクルーズコントロール」の作動中に、車線維持を支援する「レーントレースアシスト」機能を追加。
さらに、ドライバーの体調急変などによる操作不能状態を検知し、車両を安全に停止させる「緊急時ドライバーサポートシステム」も搭載されるなど、乗用車同等の安全性能が与えられています。
インテリアにおいても、視認性に優れた7インチの「デジタルメータークラスター」の採用や、一部グレードを除くパーキングブレーキの電動化など、ドライバーの疲労軽減と快適性に貢献するアップデートが施されています。
ボディサイズは、全長5265mm-5915mm×全幅1950mm×全高1990mm-2280mmと非常に大柄。
パワートレインには、最高出力130kWを発揮する信頼の2.8リッター直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載し、トランスミッションには6速ATに加えて、根強い需要のある6速MTも設定されています。
車両価格は5万1880豪ドル(日本円換算で約520万円)からとなっており、機能向上に伴い価格も立派なものとなっています。
この新しいオーストラリア仕様のハイエースについて、SNSやネット掲示板などでは、「現行ハイエースから正当に進化した感じだね。素直にカッコいい」「日本でも『グランエース』ではなく、このバン仕様を売れば良かったのに」「もう商用車に見えない!装備の充実ぶりが羨ましい」といった、300系のデザインとコンセプトを肯定的に捉える反響が見られます。
日本仕様の200系はキャブオーバー型ですが、これとは異なるセミボンネットならではの安全性と、堂々としたスタイルに魅力を感じる層は確実に存在するようです。
しかしその一方で、日本の道路事情や現場を知るユーザーからは、冷静かつシビアな意見も数多く寄せられています。
特に議論の的となっているのが、300系の特徴であるリアの「観音開きドア(左右開き)」です。
欧州などではフォークリフトでの積載時に有利とされるこの仕様ですが、日本のユーザーからは「雨の多い日本で観音開きだと、荷物の出し入れで濡れてしまうから跳ね上げ式が良い」「日本の現場や駐車場は狭いから、観音開きだとドアを開けた時に隣のクルマや壁にぶつけてしまう」といった、実用面での懸念を指摘する声が相次ぎました。
また、ボディサイズが大きくならざるを得ないセミボンネット形状に対しても、「やっぱり日本の細い道には限界までスペースを切り詰めた200系が最適解」「今の200系をずっと売り続けて欲しい」という、現行モデルへの変わらぬ愛着と支持の声が根強く残っています。
さらに価格面についても、「商用バンで500万円超えはさすがに手が出ない」「仕事グルマとして償却するには高すぎる」といった切実なコメントも見られ、高性能化とコスト上昇のバランスに対する厳しい視線も向けられています。
このようにオーストラリア仕様の改良は、ハイエースというクルマがグローバル市場において「より安全で快適なモビリティ」へと進化していることを明確に示しましたが、同時に「日本独自の狭い道路環境や使い勝手」という現実との間で揺れ動く、日本のファンの複雑な心境を浮き彫りにしました。
Writer: くるまのニュース編集部
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