ダイハツ斬新「“9人乗り”ちいさなバン」に反響殺到! 「後ろギュウギュウやん」「割り切ってて逆にイイ」「タフさが魅力」の声も! 全長4mボディに“対面シート”採用の「グランマックス」インドネシア仕様に熱視線!
海外で活躍するダイハツ「グランマックス」に対し、「後ろギュウギュウやん」「割り切ってて逆にイイ」といった声が相次いでいます。なぜこのクルマが反響を呼んでいるのか、その背景と評価をひもといていきます。
割り切った大人数乗車仕様に反響集まる!
日本の市場ではコンパクトミニバンが依然として高い支持を集めています。扱いやすいサイズ感に加え、家族全員が快適に過ごせる室内空間は、日常の足として非常に完成度が高いからです。
販売データを見ても、こうした車種が安定して売れ続けていることから、実用性と快適性の両立が重視されていることが分かります。
しかし視点を少し海外に移すと、まったく別の基準で評価されているクルマが存在します。そんななか便利さよりも、まずは「運べること」「壊れにくいこと」を優先したとある一台にネット上では反響が集まっています。

そのモデルとは、ダイハツの「グランマックス」です。国内では商用車のイメージが強いモデルですが、その成り立ちはグローバル市場を見据えたものでした。
2007年にインドネシア向けの多目的バンとして誕生し、その後トヨタブランドを通じて日本にも導入され、長く物流や業務用途を支えてきました。
一度は生産終了が告知されたものの、安全性の見直しを行ったうえで再び販売が再開された経緯は、このクルマが今なお必要とされている証と言えるでしょう。
コンパクトな全長と全幅に対して、背の高いボディが生み出す室内空間は圧巻で、積載性を最優先にした設計思想がはっきりと伝わってきます。
インドネシアでは用途に応じた複数の仕様が用意されており、貨物専用から人を運ぶミニバスまで幅広く展開されています。
とくに最大9人が乗れるミニバス仕様は、都市部の公共交通を補完する存在として活躍しています。
横向きの補助席を含めた独特のレイアウトは、日本の乗用ミニバンとは対照的で、効率を最優先した割り切りの良さが特徴です。
外観や内装は華美ではありませんが、その分だけ耐久性や整備性に配慮されています。悪路でも走れる最低地上高や、使い勝手を考えた収納配置など、毎日酷使されることを前提とした作りが随所に見られます。価格も非常に抑えられており、事業者にとって導入しやすい点も大きな魅力です。
こうした背景を知ると、グランマックスは単なる商用バンではなく、地域の人々の移動や仕事を支える基盤のような存在だと感じられます。
日本で主流の「快適で上質なミニバン」とは異なる価値観が、そこには確かに息づいています。
実際、ネット上でもさまざまな声が見られます。「無駄を削ぎ落とした感じが逆にいい」「海外で活躍している理由が分かる」といった意見がある一方で、「快適装備は少ないね」「後ろギュウギュウで長距離移動は疲れそう」という冷静な見方もあります。
また「働くクルマとしては理想的」「タフさが魅力」「価格を考えると相当お得」「道具として割り切っているのが好印象」と評価する声もあり、価値観の違いがはっきりと表れています。
グランマックスは、クルマに何を求めるのかという問いを私たちに投げかける存在です。
快適性か、効率性か。その答えは使う場所や目的によって変わりますが、世界にはこうした合理性を突き詰めたクルマが確かに必要とされているのです。
Writer: くるまのニュース編集部
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