5700万円! 三菱が「新“62人乗り”モデル」発表! 超パワフルな“直6ターボ”「7700ccエンジン」搭載! “全長12m”のフラッグシップ観光バス「新エアロクィーン/エース」改良モデル発表!

2025年12月18日、三菱ふそうトラック・バスはフラッグシップ大型観光バス「エアロクィーン」および「エアロエース」の新型モデルを発表し、同日より販売を開始しました。

5700万円! 三菱が「“62人乗り”新型モデル」発表!

 三菱ふそうトラック・バスは2025年12月18日、同社のフラッグシップ大型観光バス「エアロクィーン」および「エアロエース」の新型モデルを発表し、同日より販売を開始しました。

 長年にわたり日本の観光バス市場を牽引してきた両モデルに実施された今回の改良では、現代の自動車産業における最重要課題である「サイバーセキュリティ対策」への適合と、バス運行の安全を左右する「ドライバーモニタリング機能」の強化に主眼が置かれています。

 コネクテッド技術の進化により利便性が向上する一方で高まるデジタルリスクへの対応、そして深刻なドライバー不足や健康起因による事故防止という、バス事業者が直面する喫緊の課題に対し、ハードウェアの側面から回答を示した形です。

5700万円! 三菱が「“62人乗り”新型モデル」発表!
5700万円! 三菱が「“62人乗り”新型モデル」発表!

 今回、新型モデルとして発表されたのは、客席フロアを高く設定し眺望と豪華さを追求したエアロクィーンと、汎用性が高く観光から都市間輸送まで幅広く活躍するエアロエースの2車種。

 いずれも搭載されるパワーユニットは、排気量7.7リッターの直列6気筒インタークーラーターボエンジンで、最高出力381馬力を発揮します。

 これに組み合わされるトランスミッションには、ダイムラーグループの技術を結集した8速AMTである「ShiftPilot(シフトパイロット)」を採用。2ペダル操作によるイージードライブを実現し、ドライバーの疲労軽減とスムーズな加減速による快適な乗り心地を両立しています。

 そして改良における最大のトピックの一つが、先述のようにサイバーセキュリティ法規への適合です。

 近年の商用車は、運行管理システムやテレマティクスサービスなど、通信回線を通じて外部と情報をやり取りする「コネクテッドカー」としての機能が標準化されつつあります。

 しかし運行効率や整備管理の利便性は向上した一方で、同時に外部からの不正アクセスやサイバー攻撃を受けるリスクも顕在化してきました。万が一、バスの制御システムがハッキングされれば、乗客の命に関わる重大な事故につながりかねません。

 こうした背景から制定された国際的なサイバーセキュリティ法規に対応すべく、新型モデルでは車両の電子プラットフォームにおける防御機能を強化。外部からの不正なアクセスを遮断し、車両システムを強固に保護することで、デジタル社会における安全な運行環境を担保しています。

 もう一つの大きな変更点が、先進安全装置「Active Attention Assist(アクティブ・アテンション・アシスト)」の進化です。

 これは、白線認識カメラやミリ波レーダーなどの各種センサーからの情報に加え、車内に設置された顔認識カメラでドライバーの表情や視線をモニタリングし、脇見や居眠りなどの兆候を検知すると警報を発するシステム。

 従来モデルでは、この顔認識カメラがメーターパネル付近に設置されていましたが、新型モデルではダッシュボード上へと配置を変更しました。

 一見すると些細な変更に思えますが、カメラの位置を見直すことで、ドライバーの顔の向きや眼の動きをより正確に捉えることが可能となり、サングラス着用時や西日が差し込む環境下などでも、高い検知精度を維持できるよう改良されているといいます。

 そしてシステムが注意力の低下を検知した際には、ブザー音とマルチインフォメーションディスプレイへの表示で即座に警告を行い、漫然運転による事故の未然防止を強力にサポートします。

※ ※ ※

 今回、車両スペックや販売価格(東京地区、消費税込)も同時に公表されました。

 Premium Lineスーパーハイデッカー仕様のエアロクィーンは、11列シートを搭載し、定員55名(座席45+補助席8+乗務員2)で、5740万7000円。

 一方、Premium Lineハイデッカー仕様のエアロエースは、12列シートを搭載し、定員62名(座席49+補助席11+乗務員2)で、5375万3000円となっています。

 なお、これらの価格はあくまで一例であり、事業者の要望に応じたカスタマイズやオプション装備によって変動します。

【画像】超カッコイイ! これが三菱「新“62人乗り”モデル」です!(21枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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