トヨタ新型「ルーミー」まもなく公開なるか!? 10年ぶり全面刷新? ショーモデル「カヨイバコ」との関連性は!? 待たれる「次期モデル」どうなるのか
2016年11月の発売から丸9年が経過してもなお、コンパクトカー市場の王者として君臨し続ける人気のトヨタ「ルーミー」。ライバル「ソリオ」が進化を続ける中で、全面刷新を期待する声も多くあります。果たして次期ルーミーはどうなるのでしょうか。
デビュー10年目に突入したトヨタの人気コンパクトワゴンはこの先「どうなる」!?
2016年11月にデビューしたトヨタのコンパクトハイトワゴン「ルーミー」ですが、登場から丸9年が経過するなか、今もトップセールスを維持し続ける驚異の人気モデルとなっています。
とはいえ、気になるのは次期モデルの存在です。果たして次期ルーミーはどのようなクルマになるのでしょうか。その姿について予想します。
![デビュー10年目を迎えた「ルーミー」フルモデルチェンジは間近か!?[画像は「ジャパンモビリティショー2025」で披露された「カヨイバコ」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/12/20251219_TOYOTA_KAYOIBAKO_001.jpg?v=1766110693)
日本自動車販売協会連合会(自販連)の「乗用車ブランド通称名別順位」は、軽乗用車を除いた国内ブランドの新車販売台数とそのランキングが毎月発表されています。
2025年12月4日に発表された11月度のランキングでルーミーは5位に位置し、販売台数は8664台を記録しました。
なお2025年度上半期(2025年4月~9月度)では4万8712台を記録し、4位にランクインしています。
上位には同じトヨタの「ヤリス」や「カローラ」が君臨していますが、これらはSUVやハッチバックなど複数のボディタイプシリーズを合算した数値であり、むしろ単一車種のルーミーの凄さが浮き彫りになるのではないでしょうか。
そんなルーミーは、ダイハツが軽自動車のノウハウを投じて開発した後席スライドドアを備える実用的な5人乗りの小型車で、トヨタにOEM供給されています。
ダイハツ版の車名は「トール」で、スバルにも「ジャスティ」として同型車が供給されています。
デビュー当初はルーミーのほか「タンク」という兄弟車がありましたが、2020年5月に実施されたトヨタの販売チャンネル統合後、2020年9月のマイナーチェンジを機にルーミー1車種へと一本化されました。
ルーミーに搭載されるエンジンは、1リッター3気筒自然吸気エンジン(ノンターボ)エンジンと、同エンジンにターボチャージャーを加え1.5リッター級の出力を与えた高性能版の2タイプで、ハイブリッドの設定はありません。2WD(FF:前輪駆動)のほか、ノンターボ車のみ4WDの設定も用意されます。
ボディサイズは全長3700-3705mm×全幅1670mm×全高1735mmと非常にコンパクト。車両重量も1080kgから1140kgに抑えられています。
そんな軽量・コンパクトなボディを活かし、カタログ燃費は1リッター車で18.4km/L、ターボ車でも16.8km/L(共にWLTCモード燃費)で、ハイブリッドなしでも十分に低燃費な仕様といえます。
また電動モデルではないがゆえに価格も抑えられており、新車価格(消費税込み)は174万2400円からと、多くのグレードが200万円以下で手に入れられる点も見逃せません。
とはいえ、国内で販売される人気コンパクトモデルのほとんどにHEV(ハイブリッド車)の設定があるなかで時代遅れに映るのは否めず、人気モデルだけに早々のフルモデルチェンジが期待されるところです。
トヨタは2025年10月29日から11月9日まで開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」において、コンパクトなスライドドアモデルのコンセプトカー「カヨイバコ」を出展しています。
2023年のJMSで出展された同名モデルの進化版で、商用ユースをメインとしながらも、個人ユーザーの幅広い使い道も想定した造り込みがなされており、そのなかにはルーミーの先輩格にあたるかつて販売されていたコンパクトハイトワゴン「bB」をモチーフにしたローダウンカスタムの提案もありました。
そのことからユーザーの間では「カヨイバコはルーミーの後継車になるのでは」との説も根強く残っています。
2023年の時点ではEV(電気自動車)だとしていたカヨイバコですが、JMS2025では「(HEVなど)さまざまなパワートレインの搭載を想定している」としていました。
さらに大柄なボディ(こちらは「ハイエースコンセプト」を名乗る)や、軽サイズのボディ(カヨイバコミニ)などさらに幅広い展開を紹介するなど、より市販化を見据えた仕上がりとなっていることがうかがえます。
グローバルでの発売も狙っているカヨイバコシリーズと、国内を中心に売られる低価格のルーミーでは狙うところが少し異なりますが、むしろそうした量販モデルのプラットフォームを用いてコストを抑える手法も採れるとも解釈できます。
![2026年、新型ルーミーが現れる日が待ち遠しい![画像は現行型「ルーミー」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/12/20251219_TOYOTA_ROOMY_001.jpg?v=1766110995)
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デビュー10年目を迎え、今も根強い人気を維持し続けるルーミーですが、この数年は大きな仕様変更もないまま販売を継続しています。
2025年12月中旬現在、トヨタからの公式発表はありません。
しかし需要が高まっている今だからこそ、燃費の向上といった課題を一気に解消するためにも早々のフルモデルチェンジは待ったなしの状況なのは間違いありません。
デビュー10周年となる2026年、新型ルーミーが華々しく登場することを期待して待ちましょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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