新車275万円で“10人”乗れる! めちゃ斬新「大型SUV」に“反響殺到”!「詰めれば20人乗れる!」「1人で乗ると寂しそう…」の声も! “4列シート”搭載「究極のファミリーカー」FORC「シティライン」印国仕様がスゴイ!

インドの自動車市場に特化したユニークな“とあるSUV”が、日本の自動車ファンの間でも話題となっています。

新車275万円で“10人”乗れる「大型SUV」に反響殺到!

 14億人もの人口を抱え、多種多様な民族や言語、文化が混在する巨大市場インド。

 その自動車市場は日本や欧米とは全く異なる独自の進化を遂げており、現地の道路事情や生活様式に特化したユニークなモデルが数多く存在します。

 そうした中、現地の自動車メーカーである「フォースモーターズ」がラインナップする“とあるSUV”が日本の自動車ファンの間でも話題となっています。

新車275万円で“10人”乗れる「大型SUV」に反響殺到!
新車275万円で“10人”乗れる「大型SUV」に反響殺到!

 その名は「シティライン」。一見するとクラシカルで堅牢なクロスカントリー4WDのように見えますが、その中身は「4列シート・10人乗り」という驚異的なパッケージングを実現したモデルなのです。

 開発元のFORCは、インド西部のムンバイに本拠を置く設立60年以上の歴史を持つ老舗メーカー。かつてはドイツのメルセデス・ベンツと業務提携を行っていた実績があり、エンジンやプラットフォームなどの技術供与を受けながら成長してきました。

 現在は主にバンやトラックといった商用車を中心に展開していますが、その技術的な背景はシティラインのスタイリングにも色濃く反映されています。

 角張ったボディラインや円形のヘッドライト、無骨なバンパー形状などは、メルセデス・ベンツの本格オフローダー「Gクラス」を彷彿とさせるもので、ネット上でも「エクステリアデザインはベンツのGクラスに見える」「昭和の日本車を感じるカクカクデザイン」といった声が聞かれます。

 そんなシティラインのボディサイズは、全長5120mm×全幅1818mm×全高2027mmと、全長5メートルを超える堂々たる車体で、この巨大なボディを支える骨格は乗用車のようなモノコック構造ではなく、トラック譲りの頑強なラダーフレームを採用。

 そして最大の特徴である室内空間には、運転席と助手席の1列目(2名)、ベンチシートの2列目(3名)、キャプテンシート風に独立した3列目(2名)、そして再びベンチシートとなる4列目(3名)という、合計4列の「2+3+2+3」という計10席が配置されています。

 このあまりにも詰め込まれたレイアウトに対し、SNSなどでは「すげえ! 10人家族向けのファミリーカーだ」「本気で詰めれば20人は乗れそう」「日本人が大好きな『シエンタ』や『フリード』の究極系がこれか」「魔改造シエンタって感じ」といった驚きのコメントが多数寄せられています。

 一方で、「後ろの2列は乗り降りが大変そう…」「荷物の置き場はどこだろう?」といった、実用面での冷静な指摘も見受けられます。

 パワートレインには、メルセデス・ベンツのライセンス生産品をルーツに持つ2.6リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTのみの設定で、最高出力90馬力・最大トルク250Nmを発揮します。

 車両重量が重く、かつ10名乗車時の総重量を考慮すると、数値的にはかなり控えめなスペックと言えますが、これについては「90馬力で10人を乗せて走るのは厳しいのでは…」「せめてターボくらいは搭載して欲しい」といった動力性能を懸念する声も上がっています。

 しかし足回りに関しては、フロントに独立懸架式のダブルウィッシュボーン、リアには耐久性に優れたリーフスプリング(板バネ)を採用し、最低地上高も191mmを確保するなど、未舗装路や荒れた路面が多いインドの交通環境に最適化されたタフな設計がなされています。

 装備面は、現代の乗用車としては極めて簡素といえるもの。エアコンこそ前席と後席用にそれぞれ装備されていますが、インフォテインメントシステムや先進運転支援システム(ADAS)は全く搭載されておらず、ラジオやスピーカーすら標準では装備されていません。

 また、パワーウインドウはかろうじて装備されていますが、ステアリング上のスイッチ類などもなく、徹底して「人を運ぶこと」に特化した割り切った仕様となっています。

 こうした質実剛健なつくりに対し、「逆に潔い」「人を乗せて事務所から作業場まで移動する護送車的で良いね」「1人で乗ると凄まじい孤独感が味わえそう」といった、そのキャラクターを面白がる肯定的な意見も見られました。

 このようなシティラインの気になる車両価格は、159万3953インドルピーから。日本円に換算すると約275万円(2025年12月時点)という設定です。

 10人が乗れる大型SUVとしては破格のプライスであり、これには「これ275万円なの? 面白いね!」「昔の日本でも『ファーゴ』みたいな1BOXワゴンの10人乗りがあったし需要はあるはず」「個人的にはアリっちゃアリ」と、コストパフォーマンスの高さを評価する声が多く上がっています。

 また、「日本でも乗用車として売れるのではないか」「欲しいけど日本に輸入して保安基準に適合させたらいくらになるかな?」など、日本導入を望むユーザーも少なくありません。

 中には「ホンダも対抗して4列ミニバンを作ってよ!」「変わったミニバンと言えばホンダに期待」といった、本気か冗談か判断に迷ってしまう要望まで飛び出しています。

※ ※ ※

 安全性や快適性を極限まで追求する現代の先進国市場のトレンドとは対極にあるようなシティラインですが、その独自の存在感は、「移動の自由」を多くの人々に提供するという自動車の原初的な役割を思い出させてくれます。

 インドという巨大市場と、現地のニーズに寄り添うメーカーの姿勢が生み出したこのユニークな一台は、遠く離れた日本のクルマ好きたちの心にも、確かなインパクトを残したようです。

【画像】超カッコイイ! これが“10人”乗れる「斬新SUV」です!(24枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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