「6速MT専用グレード」が胸アツ過ぎる! ホンダの「“新”軽自動車」に問い合わせ殺到! 「N-ONE RS」直近のユーザーの反応と最新の納期は?

2025年11月21日に一部改良を実施したホンダ「N-ONE」。スポーツグレードの「RS」は6速MT専用モデルに設定されました。その後のユーザーの反響など、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。

MT好きのココロを満たしてくれる軽スポーツ! ホンダ「N-ONE RS」

ホンダは2025年11月20日に、軽自動車「N-ONE」の一部改良を行いました。中でも、スポーツグレードの「RS」は6速MT専用モデルに設定されています。

 N-ONEは、「N BOX」/「N BOX +」に続く「N」シリーズ第3弾となる軽乗用車として2012年11月にデビューしています。

 ホンダにとって乗用車の原点ともいえる「N360」の精神を受け継ぐモデルであり、M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を継承している1台といえます。

6速MTになったホンダ「N-ONE RS」
6速MTになったホンダ「N-ONE RS」

 現行モデルは、N-ONEとして2代目のモデルにあたり、採用されたデザインは初代N-ONEとそっくりといえるほど似ています。

 これはメーカー自身も「『初代N-ONEのデザインを変えないで欲しい』というユーザーの声を反映したもの」と語っており、初代のN-ONEのデザインの完成度の高さ、そしてユーザーの心をつかんだ何よりの証といえるでしょう。

 N-ONEのデザインの方向性を決定づけた愛らしいデザインだけでなく、初代N-ONEをベースにしたワンメイクレースが開催されるなど、スポーティーなモデルとしての性格も併せ持っています。

 数あるグレードが用意されたN-ONEのなかで最もホットなモデルである「RS」は、初代N-ONEがデビューしてから5年後の2017年12月に追加されました。

 このときは6速MTの設定はなく、他のグレード同様にトランスミッションはCVTのみ。

 6速MTが用意されたのは現行モデルがデビューした2020年11月からとなります(この時点で「RS」は6速MTとCVTを選ぶことができました)。

 今回、2025年11月に実施された一部改良では、全グレードに前方パーキングセンサーと7インチTFT液晶メーターが採用され、「RS」および「プレミアムツアラー」の装備を拡充しました。

 また、「オリジナル」をベースにした特別仕様車「クラフトスタイル」を新たに設定しています。

 RSの主な変更点として、カーボン調のインパネガーニッシュや、耐久性と適度な通気性を持つウルトラスエードをフロントシートに使用しているほか、レッドカラーのステッチとRSロゴの刺繍が施されています。

 さらに、15インチアルミホイールにホワイトカラーを採用するとともに、RS専用の表示となるタコメーターやシフトインジケーター、Gメーターを設定することにより、視覚でも走りを楽しめる演出がなされています。

 N-ONE RSのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475 mm×全高1545mm、ホイールベースは2520mmで、価格(消費税込)は227万8100円です。

 6速専用モデルとなったN-ONE RSですが、ディーラーに寄せられている反響や最新の納期について、12月中旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。

「『RS』をお求めになるお客様の多くが『指名買い』ですね。

スペックやインプレッション動画を事前にチェックされていて、試乗車があればご自身の感覚に合うか最終的にご判断いただいたうえで決定されるような流れが多い気がします。

なかには趣味車としてNSX(初代)をお持ちで、通勤の足としても運転が楽しいクルマが欲しいということで『RS』をお選びになった方もいらっしゃいました。

現在、ご注文いただいたとして、ご納車までは2〜3ヶ月といったところです」。

 また、別のホンダディーラーにも聞いてみました。

「N-ONEをお選びいただくお客様のなかでも『RS』をお求めになる方は別格といいますか、皆さまそれぞれにこだわりがありますね。

 年齢層も20代後半の方から60代くらいの方まで幅広く、お母様が初代N-ONEに乗っていて想い入れがあり、ご自身も現行モデルのRSを選ばれたという若いオーナー様もいらっしゃいますよ。

 ボディカラーはプラチナホワイト・パール&ブラックが一番人気です。  

 それと、現時点ではごく一部ですが、『自分はMTが欲しいけれど、奧さんがAT免許限定だからRSがMT専用となったのは惜しい』というお声があることは確かです。

現時点ではご納車までは2〜3ヶ月といったところです」。

 軽自動車のMT車という、趣味性の高いグレードでありながら、実用性もバッチリ。

 まさに日本の環境だからこそ実現した1台といえるでしょう。

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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