新車136万円! スズキ新型「5速MT搭載“本格”四駆」が超凄い! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×リアデフロック装備で安心です! 悪路に強すぎる軽トラ「キャリイ」改良型に注目

スズキのラインナップのなかで、「悪路性能」を有するモデルとして「ジムニー」がありますが、スペック上ではそれと同等レベルの性能を持つものが存在します。それが「キャリイ」です。

まさかの「リアデフロック」に「4WDロー」まで装備

 スズキが現在販売している本格四輪駆動車といえば「ジムニー」が広く知られていますが、実はそれと同等の悪路走破性能を持つモデルが存在します。

 それが軽トラック「キャリイ」の一部の仕様です。どういうことなのでしょうか。

ジムニー顔負けの「超本格4WD」搭載!
ジムニー顔負けの「超本格4WD」搭載!

 ジムニーは、軽自動車サイズの小柄なボディながら、悪路性能は大型本格四輪駆動車と遜色ないレベルを確保しており、長年にわたって高い人気を維持しています。

 一方で、同社にはジムニーと同等の悪路走破性能を持つ車種が別に存在します。その車種とは、軽トラックのキャリイです。

 キャリイは1961年の登場以来、軽トラックの定番として、農業や商業などさまざまな分野で根強い支持を受けています。

 現行型は2013年に発売された11代目で、居住空間の拡大や、新エンジン採用による低燃費化と走行性能向上を図ったほか、改良により先進運転支援機能「デュアルカメラブレーキサポート」を採用し、安全性能も高められています。

 2018年5月には、120mmのハイルーフ化とキャビン(居住部)を460mm延長して室内空間を拡大した「スーパーキャリイ」がラインナップに加わりました。

 その後も「スズキセーフティサポート」の標準装備化や装備の充実、新タイプの設定など複数回の改良を経て、2025年12月19日には、デザインや先進装備の刷新、使い勝手などを高めた大幅改良モデルが登場しました。

 パワートレインは660ccの自然吸気エンジンに5速MTまたは4速ATを組み合わせ、駆動方式はFRに加え、2種類の4WDを用意しています。

 この4WDのうち、最上級グレードの「KX」や「KC農繁」、スーパーキャリイの「X」「Xリミテッド」の5速MT車に設定される4WDは、「高低速2段切替式のパートタイム4WD」を採用しています。

 センターコンソールにあるセレクターレバーで切り替えるタイプのもので、通常走行時はFRの「2H」、そして砂利道やあぜ道では4WDの「4H」を使いますが、起伏の激しい悪路を走行する場合は「4L」に切り替えます。

 これにより、通常モードでは走行が難しい状況でも、優れたけん引力を確保できます。

 そして、さらに注目すべきは、「デフロック」が標準装備されていることです。田んぼなどのぬかるみで片輪が空転してしまっても、もう片方のタイヤに駆動力を伝達して脱出することが可能になります。

 デフロックは、ジムニーですら装備されておらず、トヨタ「ランドクルーザー250」などの大型四輪駆動車でもオプション設定となっていることも少なくありません。

 そのため、場面によってはジムニーやこれらのモデルを上回る性能を発揮することもあるのです。

 ただし、荷物を積載することを前提とした軽トラックであるため、空車状態ではリアに荷重がかかりにくい点は考えなくてはなりません。

 とはいえ、田畑などの未舗装路での作業時には、デフロックと低速ギア4WDの組み合わせが大きな助けになることは間違いありません。

 この高性能な4WDを搭載するキャリイの価格(消費税込)は136万700円(KC農繁)から150万4800円(KX)。スーパーキャリイが172万3700円(Xリミテッド)です。

 ジムニーが約192万円からということを考えると、約30〜60万円もリーズナブルな価格設定です。悪路走破性能を必要としながらも、乗車定員はそれほど重視せず、シンプルに走行できればよいという方にとっては、格好の選択肢となるでしょう。

 近年では軽トラックへの一般ユーザーからのニーズも高まっており、国内の様々なアフターパーツメーカーからカスタムパーツがリリースされています。

 自分好みのスタイルにアレンジしながら、さらに走破性能を高めるアイテムも用意されているため、そうしたパーツでカスタマイズを楽しむという選択肢も魅力的かもしれません。

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Writer: 伊勢崎剛志

自動車販売から自動車雑誌編集部を経て、ライターとして独立。趣味も多彩だが、タイヤが付いているものはキホン何でも好きで、乗りもので出かけることも大好物。道路や旅にも精通し、執筆活動はそういった分野をメインに活動。

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