「白」「青」「赤」貰っても嬉しくない… 「違反切符」の種類とは
クルマやバイクを運転する上で守らばければならないのが「交通ルール」です。違反した場合には、警察官から「違反切符」を切られますが、「白」「青」「赤」など紙の色にはどんな意味があるのでしょうか。
交通違反でもらう「違反切符」の種類とは
クルマやバイクを運転する上で厳守しなければいけないのが、「交通ルール(道路交通法)」です。通常、違反してしまった場合は、警察官から「違反切符」を切られることになります。俗に「白切符」「青切符」「赤切符」といわれています。
白切符は、別名「点数切符」ともいい、書面には「告知票」と記載。反則金を納付する必要がない違反の場合に交付されます。反則金はなく違反点数のみ加算されます。「シートベルト装着義務違反」「チャイルドシート使用義務違反」などが該当します。
次に一番多く耳にすると思われる青切符は、「交通反則告知書」が正式名称。軽微な違反に対して交付され、反則金を収める必要があります。違反点数の目安としては6点未満の違反の場合がほとんどです。「一時停止違反」「駐停車違反」「携帯電話使用等違反」などが該当し、反則金は普通車の場合3000円から3万5000円です。
最後に、赤切符は「道路交通違反事件迅速処理のための共用書式」が正式名称です。重度の違反に対して交付され、違反点数の目安としては6点以上の違反の場合です。重度な違反とは、「酒酔い運転違反」「無免許運転違反」「無車検運行違反」などが該当。赤切符の場合、免許停止や免許取り消し処分のほか、刑事処罰となることも多く、警察庁や裁判所に出頭することもあります。
また、違反点数の計算方式とはどんなものなのでしょうか。交通違反に詳しい弁護士は、次のように話します。
「交通違反をした際に気になるのが自分の点数です。基本的に免許の点数は、『加点方式』で考えます。何も違反していない人は、0点となり違反内容に準じて点数を加点していき、違反点数が6点になると免許停止の処分を受けます。また、停止や取消しの処分を受けるには、過去の違反点数の合計により決まりますが、この合計点数を『累積点数』とよび、原則として、過去3年以内の累積点数を基準とし、それ以前の違反は反映されません」といいます。